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佐天「男の人を魅了する能力かぁ…」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:19:41.98 ID:Jig4nJt00
とある土曜日。
初春と佐天はショッピングをするために街角で待ち合わせをしていた。

佐天「うっいはっるぅーん♪」ガバッ

初春「ささささ佐天さん!!!こんな街中でスカートめくらないでください!!!」

佐天「街中じゃなかったらいいの??」

初春「そんなの屁理屈ですっ!」

佐天「ほらほら。怒ってないでさっさと行っくよぉ~」

初春「!! 佐天さん危ない!!!」

佐天「ふぎゃっ!」ゴッチーン
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:28:54.93 ID:Jig4nJt00
佐天がぶつかったものは道を横切る大きなガラス。
ショーウインドウの運搬の作業だ。
そこにぶつかってしまった。

初春「佐天さん大丈夫ですか!?」

佐天「っててぇ~…!」

作業員「君っ!大丈夫だったかい!?」

佐天「あ、はい。大したことはありませんのでどうかお気遣いなく…こちらこそ不注意でどうm」

作業員「アァ!僕はなんて大罪を犯してしまったんだ…!」

佐天「へ?」

作業員「危うく君のその美しい顔に傷がついてしまうところだったじゃないか…!」

男は上着のジッパーを開け、胸元をさらけ出す。

作業員「この愚かな僕を許してくれたまえ!」

佐天初春「はい?」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:39:27.45 ID:Jig4nJt00
大粒の涙を流すその男が取り出したのは大型のメジャー。
作業の上で寸法を図る為に使用するものであろう。
しかし、この男はそのメジャーを他の用途で使い始めた。

作業員「この!」ガツンッ「愚かなる!」ガツンッ「罪人を!」ガツンッ「お許し!」ガツンッ

メジャーを握り、何度も自らの頭を殴りつける姿がそこにあった。
何がどうなっているのかわからず、呆気にとらわれていた佐天はふと我に返る。

佐天「ちょ、ちょっとややめてください!どうしちゃったんですか!?」

初春「な、なんだか様子がおかしいようですよ…佐天さん…?」

周りを見渡すと大勢の男が取り囲んでいた。
成人した男性。子供に老人。見ただけでは雌雄の判別がつかない犬や猫までもがそこにいた。

佐天「え!?え!?どうなっちゃってんのこれ!!?」

9:おいおい投下スピード遅すぎだろ…すまん…:2010/10/19(火) 01:49:01.63 ID:Jig4nJt00
初春「と、とりあえず支部に連絡して応援を…!」

佐天「わ、わ、こっち来たぁ!」

男達は佐天を取り囲みひざまずく。

男1「愛しいコよ…」

佐天「は…い…?」

男2「怪我はないかぃ?」

佐天「え、いや」

男の群れは一斉に佐天の身を心配し始めた。

初老の男性「この中に医者はいませんかっ!!?」

ワイルドムキムキ「医者なんて待っていられるか!ふんっ!」ビリッ

中には自らのTシャツを破り、佐天の額に巻く者も。

佐天「え、えーとコレは…」

ワイムキ「これで応急処置は施せた…」

佐天「はぃ??」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 01:59:05.13 ID:Jig4nJt00
男3「くそっ…こんなガラスさえなければ…!」ゴチーン

ガラスは割れない。

作業員「いや俺だ!俺が悪いんだ…不注意にも俺がこのコの前を…うぅ!」ガツンッガツンッ

男4「いや俺だ!このコの前を俺が歩いていればこんな悲劇は…!」

男5「それならば俺が…!」

男達は涙ながらに自分達を責め始めた。
サイレンの音がする。

初春「ア、アンチスキル! って救急車!?」

救急隊員「遅れてすまない!」

大げさにも男の中の誰かが読んだのであろう救急車のサイレンだった。

男6「遅すぎるじゃないか!!?このコの身に何かあったらどうするつもりだ!?」

佐天「ちょっと初春!様子がおかしすぎない!?」

初春「そうですね!とりあえずこの場は逃げましょう!」

男達の取っ組み合いの中、二人は身をかがめながら走り去った。

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:06:21.34 ID:Jig4nJt00
初春「はぁ…はぁ…ここまで来れば大丈夫でしょう…」

佐天「う…うん…はぁ…」

二人が逃げてきたのはとある公園。
ここなら人はいない。

佐天「それにしてもなんだったんだろう?」

初春「わかりません。急に男の人たちが一斉に佐天さんを心配し始めて…」

初春「だけど、あの人たちなんだか…」

佐天「うん、怖かったねぇ。なんだかあんなの初めてだったよ。」

初春「は、はい。そうじゃなくて…なんだか佐天さんに異様に好意的だったというか…」

佐天「へ?そうだったかなぁ」

初春「はい。傍から見たらもうあからさまに…」

佐天「ないないww私そんなモテないからwww」

初春「確かにあれは少し異常でしたけど…」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:11:16.96 ID:Jig4nJt00
佐天「それにそんな急にモテモテになっちゃうわけないじゃんさ♪」

初春「ん~…あ!そうですよ!佐天さんが頭を打ってから急でした!」

佐天「?」

初春「何かそこから男の人たちの態度が変わってしまいましたよ!」

佐天「あぁ!確かに! あ、あんなところに脱ぎ女さん発見!」

木山「ん…?君達は…」

初春「あ、こんにちは」

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:19:55.80 ID:Jig4nJt00
木山「奇遇じゃないか…。いや、ここは気持ちの良い公園だからね…。人が来るのは当たり前といえば当たり前か…」

初春「丁度良いですよ佐天さん。先生に聞いてみましょうよ。」

佐天「そうだね。」

木山「ん…?なんの話だね…?また何かトラブルにでも起こしたのかね…?」

佐天「はい。実は…」

佐天はガラスにぶつかったことから男達の異常な態度のこと。
初春と待ち合わせしていたことからを身振り手振りを使って賢明に説明した。

佐天「…っていうことなんですよ!」

木山「なるほど…」

初春「私達には何がどうなっているのか…」

木山「君…確かレベルゼロだったかな?」

佐天「え?あ、はい。」

木山「喜びたまえ。君はもう超能力を手に入れたと見て間違いないだろう」

佐天「え!?」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:27:03.86 ID:Jig4nJt00
初春「どういうことですか?」

木山「この都市に限った例じゃないんだけどね…たまにあるんだよ…軽いショックを拍子に能力に目覚めてしまうことが。」

木山「この異常な現象は君に能力が備わったと見るのが正しいだろう。」

木山「その上ここは学園都市…おそらくAIM拡散力場が関係してこの稀なケースを誘引したのだろう…」

佐天「やったー!それじゃ私超能力者!?」

初春「やったじゃないですか!佐天さん!おめでとうございます!」

佐天「うん!それでどんな能力なんですか?」

木山「詳しいことはまだわからないが…世の殿方を魅了する能力であることは間違いないね…」

佐天「え」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:31:48.04 ID:Jig4nJt00
木山「ん?」ピピピピ

木山の携帯が鳴り響く。
どうやら仕事に関する電話のようだ。

木山「わかった。直ぐに行く…。」

初春「あの」

木山「すまない。研究所からの呼び出しだ…。また会おう…。」

歩き出した木山は立ち止まり、振り返る。

木山「君。せっかく手に入れた能力なんだ…大事に使うんだよ…。」

そう言い残して木山は去った。

佐天「…」

初春「あ、あの…佐天さん…?」

佐天「やったーー!!超能力だぁーーー!!」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:39:49.33 ID:Jig4nJt00
佐天「初春!この能力さっそく試してみようよ!」

初春「えぇ~!?さっき大変なことになったじゃないですか!」

佐天「だってぇ…さっきは自分の能力だってわからなかったんだもぉん。」

佐天「それに『男の人を魅了する能力』なんて面白そうじゃん♪」

初春「な///ダメですよそんな…!///」

佐天「いいからいいから♪あ!御坂さんだ!おーぃ!」

公園の脇を走る美琴が佐天の呼び声に気づく。
何かを追っているようだったが、こちらに歩いてきた。

美琴「こんにちは。佐天さん。初春さん。こんなところで何してたの?」

初春「いえ別に…御坂さんは何をしていたんですか?」

美琴「わ、私はっ!別に用事っていう用事は…」ゴニョゴニョ

がさっ。

上条「ふぅ…巻いたか…って、ゲッ!」

草むらから顔を覗かせたのは上条当麻。
どうやら美琴はこの男を追っていたようだ。



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:46:24.30 ID:Jig4nJt00
美琴「ふふふ…自分から面みせるとはいい度胸じゃないの…今日こそは覚悟してもらうわよっ!?」ビリビリッ

上条「ふ、不幸だぁーーー!!ちょ、ちょっと待てビリビリ!ほらっ、このコ達もいるだろ!!?」

美琴「へ?ま、まぁそうね…し、仕方ないわね。今は勘弁してあげる…」

上条「ったく…いつも今みたいに可愛ければいいんだけどなぁ…」フゥ

美琴「かかかか///可愛いってそんな、なによ急に…///」

上条「ん?なんか言ったか??」

美琴「べ、別になんでもないっ!///(なによなによ…いっつも思わせぶりなこと言って…)」

初春「佐天さん。なんだか私達お邪魔jなんじゃないですか?」ヒソヒソ

佐天「ん~…あ、そうだ!」

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 02:52:40.50 ID:Jig4nJt00
佐天「むむむむ…えぃっ!」

初春「あぁあああぁぁぁ!!!ダメじゃないですか佐天さん!!」

美琴「ん?どうしたの佐天さん?」

上条「ところでビリビリ。そちらの長い綺麗な髪をした少女はどちらさんだ?」

美琴「あぁ、こっちは佐天さん…って、え?」

上条は佐天に近づく。
いまにも鼻先同士が触れそうだ。

上条「…佐天…さん?」

佐天「は、はいはーい♪///」

美琴「」

初春「あわわわわわ」つっ

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:06:52.64 ID:Jig4nJt00
上条「不幸だ…」

上条「…」

佐天「へ?(効いてない?)」

上条「こんな若いうちにこんな素敵な女性に出会ってしまうなんて…この先の長い人生、この引き裂かれるような胸の痛みに耐えて生きなければいけないなんて…」

上条「俺はなんて不幸なんだァ!!」

涙を浮かべる上条の叫びが空にこだまする。
手を握り、続ける。

上条「俺は甲斐性もないし、特別綺麗な顔立ちなわけでもない…」

上条「誇れるものは何も持っていないけど、君に出会えたことは一生の宝物だと思う…」

佐天「は、はい///」

上条「碌でもないこんな俺だけど…俺のこの気持ちを恋だと呼ばせて欲しい。」

上条「結婚してくれ…」チュッ

上条は佐天の手をとり甲に口付けをした。


佐天「ひゃっ!!!////わ!わ!わ!///」

美琴「昼間っから…なに発情してんじゃこの女ったらしがぁーーー!!!!」ガッッツーーン

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:20:07.77 ID:Jig4nJt00
上条「ほぐわっぷ!!」

美琴の電撃を帯びたゲンコツが当たったのは上条の頭。

佐天「ひっ!」

初春「いま火花みたいな閃光も見えたんですけど気のせいでしょうか…」

上条「いててて…」

上条は起き上がりながら右手で頭を抑えた。

上条「いってーーー…ったく、急になn」(ピキューン)

上条「あれ?いま俺…え、なんでなんでちょっと待てなんで俺佐天さんをなんで俺」

美琴「私の大切なお友達に何してくれちゃってんだ…このぉっ!!!」ビリビリッドゴーン

美琴の額から放たれた大きな電撃が雷のように上条の足元に落ちる。

上条「ま、待てビリビリ!これはなにか変な力が!」

美琴「言い訳すんな変態ウニ頭!!」

初春「さ、佐天!二人を止めないと…!」

佐天「そぉーれっ」ムンムン

初春「ちょ、佐天さん!!」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:31:58.42 ID:Jig4nJt00
上条「」ピタ…

美琴「ようやく観念したようね…それじゃあ思いっきr!」

上条「君が僕達の間にある大きな障害恐れるというのなら、まずはその幻想を打ち殺す!」ギュッ

佐天「はわわ~///」

愛の言葉を捧げた上条は佐天を強く抱きしめた。

美琴「くそがぁ~!!!!」ビリビリッ

上条「ギャース!」

美琴「はぁ…はぁ…一体なんなのよこれ…どうなっちゃってんの…!?」

黒こげになりながらも上条の恋は止まらない。

上条「う…うぅ…はっ!良く見ればその美しい額に傷があるじゃないか!」

佐天「あ、これはさっき少しぶつかってしまって…」

上条「救急車…!いや、待っていられない…!ふんっ!」ビリッ

自らのシャツを破き、佐天の額に巻く。

上条「応急処置だよ…」ニコッ

美琴「てめぇの頭どうにかしろやぁ!!」ビリビリッ 上条「ギャース!」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:41:26.33 ID:Jig4nJt00
初春「佐天さんやりすぎですよっ!」

佐天「え~楽しいじゃん」

初春「ダメです!御坂さんが可哀想じゃないですか!」

佐天「ぶ~せっかく上条さんにチヤホヤしてもらえてたのに~…」

初春「早く治してあげてくださいっ!」

佐天「はいはいっ。わかりましたよっと…わ!」

佐天が振り返ると目の前に上条が立っていた。

上条「佐天さん…」

佐天「な、なななんですか?///」

上条「俺は君を傷つけるものが許せない…それが例えガラスだろうと…どうしても許せない!!」

佐天「はぁ…」

上条「俺はこれから君の額に傷をつけたガラスをぶっ飛ばしに行くよ。」

佐天「はぁ…って、えぇ!?ちょっと待っ」

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 03:49:58.83 ID:Jig4nJt00
上条「ふっ…心配いらないさ。必ず戻ってくるから。な?」なでなで

佐天「うっ!うぅ!///」

初春「佐天さん!」

佐天「だ、だってぇ…///」

上条「それじゃあ!」タタタッ

美琴「あ!これ待ちなさい!」

走り去る上条を美琴が追っていった。

初春「…」ジロッ

佐天「///」ぽか~ん

初春「佐天さん!」

佐天「ご、ごめんごめん!なんかぼっとしちゃって。」

初春「まったく…佐天さんがそんな男性狂だと知りませんでした!」プンプン

佐天「な!別に私そんな…あ、え、あれって学園都市最強の第一位じゃない!!?」

木陰で休んでいたのは白い髪に白い肌。赤い目をした細身の男だ。
脇では10歳前後の少女が花飾りを頭に乗せて蝶々を追っかけていた。

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:02:37.52 ID:Jig4nJt00
打止「あはは!待ってよぉ~ってミサカはミサカは」

一方「だァー!っるせぇ!ちったァ静かに出来ねェーのかチビがァ!」

打止「ねぇねぇ!あなたも一緒に遊ぼうよぉ!ってミサカはミサカはあなたの為に作っ花髪飾りを頭に乗せてみる!」

打ち止めが丁寧に編んだ花飾りだ。
しかし、一方通行にその花飾りはお世辞にも似合っているとは言えない。
凶悪な人相と不釣合いだ。

一方「はァ?なンですかこれはァ?」

打止「白つめ草で編んだ王冠だよ♪ってミサカはミサカは」

一方「くっだらネェ…」スッ

一方通行は花飾りを手に取り、投げ捨てようとした。

打止「あぁ!!ダメぇ!私が折角一生懸命編んだのに…」

一方「…」

打止「う…う…うぇ、ぐ…」

少女は今にも泣き出しそうだ。
それを横目で見る一方通行。

一方「…ったく…勝手にしろ…」スッ

佐天「あの~お取り込み中のところすみません…」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:11:47.19 ID:Jig4nJt00
一方「あァン?」

一方通行が見上げるとそこには長髪の少女が立っていた。
と、その後ろには花飾りの少女。

打止「あ!あなたの花飾りとても綺麗ね!ってミサカはミサカは見知らぬあなたを褒め称えてみる!」

初春「ふふふ♪ありがとう。あなたの花飾りも素敵ですよぉ。」

一方「何だァ?てめェらァ?」

佐天「ふふぅ~。そぉれっ!」ムンムン

初春「な!佐天さん!サインもらいに来たんじゃないんですか!?」

佐天「いいじゃんいいじゃん♪硬いこと言わない♪」

一方「…」スッ

打止「?」

急に立ち上がる一方通行を打ち止めが不思議そうな目で見る。

佐天「♪」

一方「なァ…納豆にネギ入れるほうかァ?」

打止「ふぇ?」

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:24:46.93 ID:Jig4nJt00
一方「ブラックコーヒー飲めますかァ~?」

佐天「飲めますよ♪」

一方「キクケケケコケいいねェいいねェ!上等だァ!俺達気が会うかも知れねェなァ!!」

打止「あなたどうしちゃったの!?ってミサカはミサk」

一方「俺ァよォ…これまで数え切れねェくらいの妹達をこr…って!おめェ!なンだァ!?それァ!!?」

佐天「?」

一方「チッ…」ビリッ

一方通行は自らのシャツを破り、佐天の額に巻いた。

一方「とりあえず応急処置だァ…危ねェところだったぜェ…。その絹のような肌に傷が残るといけねェからなァ…」

66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:42:58.90 ID:Jig4nJt00
打止「ちょ、ちょっとぉ!あなたたちまだ真昼間だっていうのに何をしているの!ってミサカはミサカは腰に手を当てて怒ってみる!」

一方「るせェなァ。お子様の時間は終わりなンだよォ。」

打止「まだ昼の二時なんですけど。ってミサカはミサカはツッコんでみる。」

一方「お昼だァ?…そうだ。いいねいいねェ!最高に愉快なこと思いついたぜェ!」

一方「なァ。これから一緒にランチと洒落込まねェかァ!?」

佐天「へ?いいですけどぉ、私あまりお金持ってないかもでぇ-す」

一方「ははっ!クケコカコ!なにもそンなこと気にしる事ァねェ…俺がいくらでも出してやるからなァ!」

一方「金ならいくらでもある!お前とランチできるなら口座空っぽにしてもいい!」

打止「な!?」

佐天「やたー♪」

初春「佐天さんバチ当たりますよ…?」

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 04:58:13.72 ID:Jig4nJt00
とあるカフェ。

一方「そンでよォ…!まだガキのオレに戦車がズバァー!っとだなァ!」

佐天「わぁ!凄いですねぇ!」

一方「ンでェ…なンでてめェまで着いて来てンですかァ?」

打止「私は監視役だよ!あなたを放っておいたら何をするかわからない!ってミサカはミサカは自身の役割を主張してみる!」

佐天「初春も帰って良かったのに~」

初春「ひ、酷いです佐天さん!」

一方「人様の恋路の邪魔をするたァいい度胸じゃねェかァ」

打止「な!?恋って!」

一方「だけどオレの情熱は止められないぜェ!」

一方「ウェイター!『ラブラブドリンク』を頼むぜェ!」

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 05:09:56.98 ID:Jig4nJt00
打止「あ!これは私たちの思い出の!」

一方通行がそう注文するとウェイターは一つの大きなグラスを持ってきた。
ストローを見ると、枝分かれした先がハートの形になって巻かれている。

一方「さァ遠慮はいらねェ!飲もうぜぇ!」

佐天「こ、これはちょっと…」つっ

打止「ほら嫌がってるじゃない!ってミサカはミサカは」

一方「黙れッ!」

一方「なァ…?もしかしてオレのこと嫌いかァ…?」

佐天「え、いや嫌いとかそういうんじゃなくて、その…」

一方「正直に言ってくれェ」

佐天「全然嫌いじゃないです!む、むしろ憧れというか…ただ、これはちょっと恥ずかしい…かな…」

94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:25:45.24 ID:Jig4nJt00
一方「そうかァ…ウェイター!コイツを下げてくれェ!」

一方「すまねェなァ…無理させようとしちまって…」

一方「俺ァこんな愉快な気持ち初めてだからよォ…つい舞い上がっちまって…」

佐天「一方通行さん…」

一方「俺ァダメだなァ…お前のことを独り占めしたくて…」

佐天「///」

一方「最強最強といわれる俺だけどよォ。好きな女の前じゃこンなに弱いなんてオカシイよなァ?」

一方通行の赤目の先が佐天に向かう。
そこには怪しくも悩ましい輝きがあった。

一方「だけど俺のこの気持ちだけは真心なンだァ。憧れとかじゃなくてよォ…俺のこと…真剣にみてほしいンだァ…」

佐天「この能力イイ…」ポー

96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:38:20.91 ID:Jig4nJt00
打止「ムキィーーー!!あなたはいったいどうしちゃったの!?ってミサカはミサカはあなたの態度に嫉妬の炎を燃やしてみる!」

一方「さァ!気を取り直して欲しいものがあったらじゃンじゃン頼ンでくれェ!お前の喜びが俺の幸せなんだからなァ!」

佐天「あ、あの!さっきのジュース…やっぱり飲みたい…かも///」

一方「あァ?なにも無理する事ァねェンだぞォ?」

佐天「いえ…一緒に飲みたいんです!」

一方「おめェ…。フッ…わかったぜェ…ウェイター!『ラブラブジュース』!」

ウェイターは言われるままに『ラブラブジュース』を持ってきた。

一方「さァ頂こうぜェ…」

佐天「いったっだっきまぁ~す♪」

初春「佐天さん…見てるコッチが恥ずかしいです…」

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 14:59:05.64 ID:Jig4nJt00
カップルはテーブルの上のグラスを挟んで楽しそうにジュースを飲む。

佐天「このジュース凄くおいしいですね!」

一方「俺ァよォ。こういう甘ったるいもンは普段飲まねェンだけどよォ…きっとおめェと飲むからこンなに美味いンだろうぜェ」

佐天「そんな…一方通行さんお上手ですね♪」

一方「嘘じゃねェよ!…おめェの目ェみて嘘なンて…つけるかよォ…」

そこには既に二人の世界が構築されていた。
更に外の世界に取り残された二人がいる。

初春「甘々ですね…」

打止「むぅー!私とあれを飲んだ時はあんな台詞言ってくれなかったよ!ってミサカはミサカは胸に湧き上がる怒りを抑えながらに愚痴ってみる!」

ストローの分かれた先の尺が短いためか、二人の顔はお互いの吐息が感じられるほど近い。

一方「おめェを見てると吸い込まれそうだぜェ…長いまつ毛に綺麗な目だァ…瞳も黒くて大きいンだなァ…」

一方「おめェの周りの女のこと考えたら可哀想になってくるぜェ。この瞳の前にはどんな花もどんな宝石も敵いやしねェんだからなァ…」

佐天「ふふふ///一方通行さんも素敵ですよ。白い肌も綺麗ですし、赤い目もカッコいいじゃないですか。」

佐天「そ、それに…指も細長くて綺麗です///」

99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:07:59.00 ID:Jig4nJt00
一方「ハハッ!美人の上に口まで達者ときたもンだ!こいつァとうとう非の打ち所がないようだぜェ!」

佐天「お世辞なんかじゃないですよっ!私真剣なつもりで…」

一方「…」

一方「なら…期待してもいいンかよ…?」

一方「俺ァ期待しちまってもいいンだよなァ…?」

佐天「一方通行さん…///」

一方「唇…綺麗だなァ…」

佐天「///」

一方「俺ァもう…俺…」

二人の顔が近づいてゆく。
そこへ入ってきたのはヒステリーを起こした鳥のような金切り声だった。

打止「キィーーー!!!もう黙ってられない!!あなた達それ以上近づいたら承知しないんだからっ!ってミサカはミサカは溜まった怒り大爆発!!!」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:18:47.96 ID:Jig4nJt00
初春「佐天さん!やりすぎです!こんな公共の場でそ、そんな破廉恥な…!///」

佐天「ゴ、ゴメンゴメン!だって、つい雰囲気に呑まれちゃって…」

一方「だァーー!さっきからなンなンですかァ!?クソガキがァ!!」

打止「言ったでしょ!私はあなたが何をするかわからないから着いてきたのよ!?ってミサカはミサカは再度あなたに忠告してみたり!」

一方「はァ?何様ですかァ?おめェは俺の保護者ですかってのォ。」

打止「わ、私はあなたの…!あなたの……」

一方「ハッ…付き合ってられねェなァ。頼むからもう俺たちの邪魔ァしないでくれェ」

打止「!!」

打止「私は…あなたのことがこんなに好きなのになんでいつもわかってないのぉってミサカはミサカは涙ながらに訴えて…ぅわーん!」

初春「ほら!あのコ泣いちゃったじゃないですか!」

佐天「あちゃー…ちょっとやりすぎちゃったかな…」つっ

初春「わかったらさっさと戻してあげてください!」

佐天「はいはい。それっ!」




佐天「って、あれ?」

101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:33:40.37 ID:Jig4nJt00
一方「チッ…泣けば全て解決一件落着ですかァ?全くどうしようもねェな。」

打止「うっ…うえっ…あ、あなたは…うぇっ…ぐしっ…」

初春「ちょっと佐天さん!戻ってないじゃないですか!」

佐天「あっれー?おっかしぃなぁー…えいっ!えいっ!」

ウェイター「お客様。空いたお皿はありますでしょうか?」

佐天「あ、いえまだ結構です。」

ウェイター「そうですか。しかし私が来たのはあなたの鈴のような声を聞きたかったからです…。」

佐天「へ?あ、あれ?」

初春「佐天さん!?」

佐天「ど、どうしよう初春!戻せなくなっちゃった!」

初春「えぇー!!?ってなんか他のお客さんもこちら見てますよ!これって不味いんじゃないですか!?」

客1「ウェイター!僕の愛しい人にちょっかいを出さないでくれ!君は下がりたまえ!」

ウェイター「申し訳ございませんお客様。私はお客様に使える身でありますが、ここを下がるわけにはいきません。」

ウェイター「例えこの店をやめることになっても…いや、どうしても引き下がらなくてはいけないというのならこのような店はこちらからやめてやるっ!」バサッ

ウェイターは誓いの声を上げたかと思うと、エプロンを外して床に叩きつけた。

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 15:52:09.19 ID:Jig4nJt00
客2「君達!繊細な彼女の前で争いごとは控えるんだ!」

客3「あぁ…なんて瑞々しい肌なんだ…まるで風にそよぐ花びらのよう…」

佐天「あ、はは…」

一方「おィ!てめェら俺を差し置いてなにしてくれちゃってンですかァ!?」

打止「ちょっと!まだ話は終わって…」

一方「るせェ!クソガキはパフェでも食ってろォ!そこのウェイター!パフェを一つ頼む!」

元ウェイター「私はもうウェイターではない!他の者に頼んでくれたまえ!だから可愛いコよ…どうか僕を一人の男として…」

佐天「え、いや、あの…み、みなさーん。喧嘩はやめましょうよぉ…って…。」

一方「ほォ…上等じゃねェかァ…!するとなにかァ?俺とも張り合うってことだよなァ?」

元ウェイター「最強だろうがなんだろうが知らないが、僕のこのコに対する気持ちの前ではそんな肩書きは通用しない!」

元ウェイター「僕は『最強』をも超えてこのコに一輪の花を捧げに行くさ!」

客4「二人で主人公にでもなったつもりかい?このコの為とあっちゃその戦いに僕も参加させてもらうよ…!」

女客「はぁ!?ちょ、ちょっと客4!どうしちゃったのよ!?」

一方「カカキクカケキク!いいぜェ!まとめてぶっ潰してやンよォ!掛かってきやがれェーーー!!」

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:03:12.18 ID:Jig4nJt00
初春「さ、佐天さん!この状況はまずいですよ!とりあえず外へ逃げましょう!」

佐天「う、うん!」

カランコロン。
二人は今にも爆発しそうな緊張しきった店内を後にした。

客5「うううぉああーーーー!!!」

一方「クキケコカコキキ!!効かねェよ三下どもがァー!」ピキーン

元ウェイター「ぐうぉおおーーー!!!負けられるかぁーーー!!!!」

一方「そらそらそらそらっ!!!」

ドカッバキッグシャミチッデロンッ

店内からはおぞましい叫び声と肉の裂けるような音が聞こえてくる。
どのような地獄絵図が繰り広げられているのかは想像もつかない。

佐天「うわぁ…」

初春「さぁ!早くこの場を離れましょう!」

佐天「う、うん!って、わっ!」

周りを見渡せば無数の男達が佐天達を囲んでいた。
顔は紅潮し、目はうつろ。
火照った眼差しは怪しく佐天を見つめていた。

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:16:42.57 ID:Jig4nJt00
初春「な、なんだか皆さんさっきと少し様子が違いませんか…?」

佐天「うん…さっきにも増して目が行っちゃってるような…ってうわぁ!」

猫「にゃー」スリスリ

佐天は足に異様な触感を覚えた。
慌てて足元を見ると猫が自分の脚に股を擦り付けているではないか。

初春「きゃっ///」

佐天「ちょ、ちょっと猫ちゃん!お願いだからやめてっ!」つっ

猫「にゃー…」

脚をバタつかせてなんとか猫を振りほどいたが、周りにいる男達はそうもいかないだろう。
冷たい汗が噴出す。

男1「恐れないでほしい!僕だって怖いさ…だけど君に僕の全てを捧げたいんだ!」

男2「あぁ!なんて罪深いコだ!こんなに多くの男を惑わすなんて!僕の心は今にもはちきれんばかり!」

坊や「お姉ちゃん…。僕じゃ…ダメかな…?」

老人「年の差なんてのは関係ない…。お嬢さん。アンティークは好きかね?」

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:31:02.04 ID:Jig4nJt00
男達が迫る。
しかし、その気持ちには一片の偽りも汚れもない。
愛の最終的な形として、純情をぶつけようとしてきているのだ。

佐天「どどど、どうしよう初春!このままじゃ私……」

初春「大丈夫ですっ!佐天さんは私が守りますから!だから安心してください!」

佐天「初春…あ!危ない!」

初春「え?きゃああ!!」

振り返ると男の一人が初春を羽交い絞めにしてきた。

佐天「初春!」

初春「佐天さん!逃げてください!」

佐天「そんな!わ!わ!わ!近寄るなぁ!」

バキィ!ビリビリ!

突然現れた少年が初春を捕らえる一人を殴り倒したかと思うと、
一緒に現れた少女から放たれた電撃が佐天の周囲を一掃した。

美琴「逃げるわよ!二人とも!」

上条「ったくなんだってんだよコイツらぁ!」

佐天初春「御坂さん!上条さん!」

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 16:49:03.92 ID:Jig4nJt00
美琴「とりあえずこっち!」タタタッ

初春「はい!」

佐天「上条さんも!」

バキッ

上条「おぅ!」

とある公園。
そこには白い修道服を着た銀髪の少女と目の下にクマの出来た白衣の女がが立っていた。

禁書「あ!とーまー!」パタパタ

小さな手を振り、自己の小さな存在がそこにあることを報せていた。

上条「おーっす。遅くなって悪りぃ。」

どうやら上条たちはこの公園で落ち合うようにあらかじめ約束していたようだ。

初春「あ、木山先生もいる!どういうことですか?」

美琴「どうもコイツの様子がおかしいことに感づいた私が木山先生に相談したのよ。」

上条「ビリビリに蹴られた頭を右手で抑えて正気に戻った俺が提案したことなんですけどね…・。」

美琴「な!?細かいこといちいち五月蝿いわねぇ!」

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:02:10.05 ID:Jig4nJt00
木山「ちょっとそっちの少女…こっちに来てもらえるかな…?」

佐天「あ、はい…」

木山は佐天の頭を覗くように丁寧に調べ始めた。

佐天「あ、あの~?」

美琴「どうですか!?なにかわかりましたか!?」

木山「んん…いや何も…。ただ、経過を整理して考察すると今回の異常な現象は頭をぶつけた事が起因となっているのは確かだと思う…・。」

木山「しかし、打ち所の痣を見ても脳に影響するような強い衝撃だったとは思えないんだ…。」

美琴「そうですか…」

初春「だけど、それだと何が原因なのか…」

佐天「も、もしかして私一生このままなんてこと…!」

上条「…」

上条「大丈夫だよ!手段がなかったとしても、俺たちがその手段を何とか見つけ出してみせる。」

上条「これまでも色んなことに巻き込まれてきたけど、なんとかやってこられた。上条さんに不可能はない!」

佐天「上条さん…」

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:15:00.81 ID:Jig4nJt00
美琴「またアンタはそうやってカッコつけて…私達もいるってぇの。」

初春「そうですよ!私達もついてますし。一緒になんとかしましょう!」

佐天「御坂さん…初春…!」

佐天「あ、あの…そういえばまだ御坂さんと上条さんに謝っていませんでしたね…。」

美琴「ん?あぁ、さっきの…別にいいのよ。そんなの。」

佐天「よくありません!今回のことで気づかされました…無闇に能力を使うものじゃないってこと…。」

佐天「私…自分に能力が身についたのがとても嬉しくて…」

佐天「ううん!それだけじゃありません!これまで自分が最底辺にいたから…最底辺じゃなくなったから…上の立場にいた御坂さんたちをちょっとからかってやろうって思っちゃって…。」

佐天「そしたら男の人も私にチヤホヤしてくれるのがなんだか面白くなっちゃって…だけど、二人を見てて、そういう関係は能力じゃ手に入らないものなんだなって気づきました。二人とも困らせてしまって本当にごめんなさい!」

美琴「べ!?別に私達そんなか関係じゃ!!///ね、ねぇ!?///」

上条「なんだかよくわかんねぇけど、そんなに自分を責めることねぇよ。今はとりあえずこの状況を何とかしなくちゃだからな。な?ビリビリ?」

美琴「」

上条「?」

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 17:34:44.22 ID:Jig4nJt00
禁書「とーまぁ。ちょっと…」

禁書目録は上条に美琴達の輪から少し離れるように呼び出した。

上条「ん?どうした禁書目録?」

禁書「あのコの額の痣…」

上条「ん?あぁ、アレか。たしかさっきガラスにぶつけたとか言ってたなぁ。」

禁書「あの痣の形。魔方陣になってるんだよ…。」

上条「なんだって!?痣が!?」

上条「…俺には単なる痣にしか見えないけどなぁ…。第一、あのコは学園都市のコ。他の生徒と例外なく能力のカリキュラムを受けてるんだぜ?」

禁書「あれは異性を虜にしちゃう力がある。性格には魔術ってよりも軽いおまじないみたいなものだから、この都市の人でも例外なく使えちゃうんだよ。」

上条「おまじないって…まじないがこんなに強い力発揮するんかよ?」

禁書「ううん。通常はホントにおまじない程度のもの。」

禁書「だけど、あのコの長くて黒い髪。花の装飾品。その他にも目の虹彩の形状だとか、服装、日付や天候だとかが偶然にも条件を満たし、あり得ない確立でおまじないの力を増大させているんだよ。」

禁書「だけど、さっきも言ったようにこれはあくまでおまじない程度のもの。魔術ほどの大きな力は発揮できていないけど…これ以上力が大きくなるとあのコちょっと危険かも。」

上条「んー…とりあえずはそのおまじないってのの効力を打ち消せばいいんだな?」

禁書「端的に言えばそうだね。」

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:20:52.76 ID:Jig4nJt00
上条は佐天に近づき、額を見せるように言った。

上条「(これが魔方陣ねぇ…)」

佐天「?」

上条「佐天さん。ちょっとごめん。」ピトッ

そういうと上条は右手を佐天の額に置いた。
が、何かが変わった様子はない。

上条「あれ?」ピトッピトッ

佐天「か、上条さん?」

美琴「アンタなにやってんのよぉ?」

禁書「とーま!とーま!」

禁書目録が上条に駆け寄る。

上条「禁書目録。俺の右手が効かないみたいだぞ?」

禁書「痣っていうのは内出血だから、皮の内側に魔方陣があるような状態って考えたほうがいいんだよ。」

上条「なんだって!?じゃあ…」

禁書「うん。この痣が治るまで待つしかないかも…。」

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:32:57.77 ID:Jig4nJt00
上条「そうだ!服装だとかが関係してるなら髪飾りを外すとかすれば…!」

禁書「やめておいた方がいいんだよ。ここまで大きな力が働いてる場合、下手にいじるとどんな力が発動するかわからないんだよ。」

禁書「痣が引き金になった場合は、痣から何とかしないと…。」

上条「コックリさんの十円玉を鳥居に戻すみたいなもんか…くそっ…!」

美琴「ちょっと、さっきからなにコソコソ話してんのよ?」

上条「え、いや、ちょっと痣が濃いもんだから、大丈夫かなぁ…なんて思って…」

初春「そうですね。さっきよりも少し濃くなってるみたいですし、ちょっと病院で見てもらったほうがいいかも知れません。」

佐天「えぇ~?大丈夫だよぉこのくらい。」

初春「ダメです!早めに見てもらわないと痕が残ったらどうするんですか!?」

佐天「もう~初春まで一方通行さんみたいなこと言ってぇ~」

初春「な!?それとこれとは違うじゃないですか!///」

佐天「はいはい。初春の気持ちはよぉ~~くわかりましたから。」

初春「うぅ~佐天さんのイジワルっ!」つっ

上条「一方通行?…そうだ!」

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:43:06.21 ID:Jig4nJt00
上条「二人とも一方通行に会ったのか!?」

初春「ふぇ?」

佐天「はい。さっきこの公園で見つけて一緒にカフェに行ったんです。」

上条「そのカフェの場所は!?」

佐天「さ、さっきの美琴さん達が来てくれた通りの…あ!上条さん!」

美琴「ちょっと!何しに行くのよ!」

場所を聞いた上条はさっきのカフェまで走り出した。
その頃、一方通行は未だにカフェの中で愛の戦いに明け暮れていた。

一方「クケキクケケキカコ!どうしたァ!?お仕舞いかァ!?」

ワイムキ「く、くそ…学園都市第一位ってのは伊達じゃないな…。」

打止「いくらなんでもあなたちょっとやりすぎよ!?ってミサカはミサカは注意を促してみたり!」

一方「そうさ!俺のLOVEってやつには際限がねェンだよォ!!」

ガー。
手動の自動ドアが開く。

上条「一方通行!」

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 18:58:29.51 ID:Jig4nJt00
>>122
ホントだなwww破綻してるわwwww


一方「なんだァ?三下じゃねェかァ?まさかてめェもこのカーニバルの参戦者かァ?」

上条「…(コイツはちょっと厄介だぜ…!)」

一方「いいぜェ…でもなァ!今回ばかしはてめェにヒーロー役は力不足だァーー!!!」ダッ

一方通行は叫びと同時に上条に向かい飛び掛った。

上条「くっ!」

身構える上条。
その瞬間、自動ドアが二人の間を遮った。

上条「目を覚ませ一方通行!」

一方「クケーーー!!」バリーーン

一方通行はそのままドアに激突した。
どういうわけか、ベクトル操作が働かないではないか。

一方「ゲハッ!う…うぅ…」ばたっ

額から血を流しその場に倒れこんだ。

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:07:41.78 ID:Jig4nJt00
上条「…」

一方「(バカなッ!こんな薄いガラス戸一枚、俺に貫通できねェはずはねェ!!)ハッ!まさか!」

一方通行は気づいた。
ドアに激突する刹那、上条は右手でドアを押さえていたのだ。

上条「(つ、都合よくドアが閉まってくれて良かったぜ…!)」

一方「てめェが触れたドアはベクトル操作できませンでしたってかァ!?」

一方「ハハッ!さすがだぜェ!三下ァ!うっ…く!」ふらっ

上条「(今だ!)」

上条はドアを開けて渾身の一撃を振り絞った。

上条「うおおあぁぁああ!!」バキィッ

一方「ふぎィあ!!!」ピキューン

どさっ。

打止「わわわっ!大丈夫!?ってミサカはミサカは慌ててあなたに駆け寄ってみる!」

上条「心配ないさ。起きろよ一方通行。」

一方通行「う…うぅ…っててて…」ムクッ

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:16:18.25 ID:Jig4nJt00
>>126
その人知らないからぐぐってみたけどSF作家じゃん
プロのパクリとかなんか嬉しいわありがと


打止「はぁ!大丈夫だった!?ってミサカはミサカは」

一方「ン…俺は?…あァン?ン??ンンン!!?」

上条「まぁ…そう過去を悔やむなよ…」

打止「ふぇ?どういうこと?もしかしてあなた正気に戻ったの??」

一方「チッ…こいつァ凄惨な俺の人生の中でもワーストを記録する黒歴史だぜェ…」

上条「そのことでお前に頼みがあって来たんだ。」

一方「あァン?」

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:26:19.95 ID:Jig4nJt00
とある公園で美琴たちは上条の帰りを待っていた。

美琴「ったく…あいついつまで待たせるつもりなのよ…」プンプン

初春「まぁまぁ、きっと何か考えがあってのことなんですよ。」

禁書「あ!噂をすれば戻ってきたんだよ!」

しかし、遠くに見える上条の後ろに着いてきたのは例の如く白い悪魔だった。

上条「遅くなって済まない。」

美琴「全く何してたのよぉ…って、それ一方通行じゃない!」

初春「あ、さっきの女の子も。」

上条「こいつはもう大丈夫だ。それより一方通行。頼んだ。」

一方「…」のそのそ

佐天「ひっ!」ビクッ

一方通行が佐天に近づき、顔を覗きこむ。

一方「この痣を治せばいいンだな三下ァ?」

上条「あぁ、頼む。やっちゃってくれ。」

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:38:25.59 ID:Jig4nJt00
上条に右手で頭を抑えられた一方通行は佐天の額に指先を置いた。

佐天「痛っ!」チクッ

初春「佐天さん!額の痣が!」

一瞬痛みが走ったかと思うと、額の痣は見る見る消えていった。

一方「よし、これでどうだァ? って!勝手に手ェ離してんじゃねェ!」

上条「大丈夫だろ。ほら。お前も大丈夫そうだし。な?禁書目録。」

禁書「うん!これで効力がなくなったみたいだよ!とーまあったまイイ!」

上条「当ったり前だろぉ?上条さんに不可能はないって言ったじゃねぇか。」

一方「おィおィ。痣ァ治したのは俺様だぜェ?」

佐天「へ?あ、あれ?一方通行さん平気なんですか??」

美琴「ちょ!ちょっと待った!どういうことよ!?意味わからないわ!」

禁書「そのコの額の痣は魔法j」

上条「だぁーー!!黙ってろ禁書目録!え、えーとつまりこれは、その」



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:52:53.52 ID:Jig4nJt00
木山「ふん…恐らく、彼女の傷口から少年が能力を用いて、生態電流と脳内物質をコントロールし、開発された彼女の脳の一部を刺激することで元の状態に戻したのだろう…。」

上条「そ、そうだ!そういうことだ!うんうん!」

美琴「…ふぅ~ん……」

佐天「上条さんすっごーい!!そんなこと良く思いつきましたねぇ!!見直しちゃいました!」

上条「あ、っはは…」

初春「何はともあれ、これで一件落着ですね!」

佐天「一時はどうなることかと思ったよ~」フゥ

初春「これに懲りたらその悪戯な性格を改めてくださいね!」プンプン

佐天「は~い…って、一方通行さんその額…」

一方「あぁ、コレはさっき三下とやりあったときにな。」

上条「ん?そういやぁ、ちょっと痣になってk」

佐天「!!? 大変っ!ビリッ!」

少女は自らのスカートを破り、一方通行の額に巻いた。

一方「……あァン??」

佐天「ふぅ…応急処置ですよ♪」

135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 19:53:46.56 ID:Jig4nJt00
おしまい
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