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綾乃「たった一つのお願い」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:16:08.10 ID:wgTokZze0
放課後 生徒会室


綾乃「んー…」

時刻は放課後の部活活動時間、生徒会室副会長は生徒会室の長机で頬杖をつきながら悩んでいた

千歳「どないしたん?綾乃ちゃん」

綾乃「…」

千歳「あ、歳納さん絡みやろ?」

綾乃「…え?ま、まぁね…」

千歳「やっぱりなぁ、うちなら話聞いたるよ?」

綾乃「ありがとね千歳」

千歳「ええってええって、話してみ?」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:18:05.52 ID:wgTokZze0
この日から少し前、七森中学校では定期試験があり、杉浦綾乃は片思い中の思い人、歳納京子と賭けをしていた。
『テストで私が勝ったら茶道部部室から退去してもらう』と。


千歳「で、勿論綾乃ちゃんは歳納さん達から本当に部室を取り上げようなんて思てる訳なく…」

綾乃「でも折角勝てたんだから何かしたいじゃない?」

千歳「そうやなぁ…」





6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:19:44.13 ID:wgTokZze0
同時刻 娯楽部部室


あかり「ドロー2!」

京子「ドロー2!」
結衣「ドロー2」
ちなつ「ドロー2」

あかり「うう…酷いよぅ…」

結衣「あかり不憫な子」

京子「手札が20枚超えてるのなんて始めて見た…」

ちなつ「あかりちゃん、少し泣きそうになってます」

あかり「ごめんねみんな、あかりが弱すぎるんだよね…」

京子「あかりは前向きだなー」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:21:40.87 ID:wgTokZze0



京子「我輩は飽きたぞ!」

結衣「数秒の間に何があった」

ちなつ「確かにやることないですもんね」

京子「なんか楽しいことないかねぇ」

結衣「うーん…」





結衣「お泊り会でもするか?」

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:22:42.71 ID:wgTokZze0
生徒会室

千歳「『私の言う事なんでも一つ聞きなさい!』とかどや?」

綾乃「まずは鼻血を止めなさいな」

千歳「あはは、冗談や」

綾乃「でもそれなら歳納京子と少し近づける、かな…」

千歳「ま、そう早よう決めんくてもいいんちゃうかな?」

綾乃「そうかもしれないわね…」

千歳「そやそや、とりあえず仕事片付けてからまた考えよや」

綾乃「そうね、さて…」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:24:11.80 ID:wgTokZze0
ダダダ ガラッ

京子「綾乃~っ!」

綾乃「とっとと歳納京子っ!」

千歳「歳納さんどうしたん?」




『お泊り会しようぜ!』






11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:25:21.54 ID:wgTokZze0
帰路

千歳「で、綾乃ちゃんはどうするん?」

綾乃「船見さんの家、と言っても歳納京子と一夜を共にするのよね…」

千歳「一夜って…」ブファ

綾乃「ちょ!千歳鼻血の量が半端じゃないわよ!?」

千歳「だ…大丈夫や…」ガタガタ

綾乃「とっ…とりあえず…」

千歳「行くん?」

綾乃「そうね…」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:27:29.64 ID:wgTokZze0
同時刻 別帰路


ちなつ「お泊り会なんて楽しみすぎますぅ~!」

結衣「ちなっ…ちなつちゃん腕痛いよ」

あかり「あかり、結衣ちゃんが一人暮らししてるなんて始めて聞いたよぉ」

京子「実は私はよく泊まりに行ってるんだけどね!」

結衣「お前は押し掛けてるだけだろ」

ちなつ「うふふ…結衣先輩のお家…愛の巣…ぐふふ…」

あかり「ちなつちゃん、目が怖いよぉ…」

結衣「まぁとりあえず買い出しとか色々しなくちゃいけないよね」






14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:29:16.77 ID:wgTokZze0
次の日 休日 七森海月公園


綾乃(買い出しにみんなで行く事になったけど…)

綾乃(歳納京子が来たらなんて挨拶すればいいのかしら… おはよう! っていうのもなんか…)

千歳「綾乃ちゃん?」

綾乃「はぇ!?」

千歳「まーた歳納さんのこと考えてたんやろ?」

綾乃「…」

千歳「顔真っ赤やで?」

綾乃「もう、千歳ったらからかい過ぎよ!」

千歳「あはは、許してや」




15 12 支援ありがとう 2012/04/11(水) 01:30:13.38 ID:wgTokZze0
数分後


京子「おーい、綾乃ーっ」

綾乃「!」

結衣「ちなつちゃん、だから腕痛いよ…」

ちなつ「えへへ…結衣先輩のお家…」

京子「おはよう、綾乃ー」

綾乃「おっ…おおお遅かったじゃない!」

京子「え?そうかなぁ…」

結衣「お前が起きるの渋るからだぞ、京子」

京子「何を言っているか分かりませんな」

結衣「おいこら」

千歳(綾乃ちゃん、相変わらずやなぁ…)

あかり「いいお天気だなぁ」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:32:07.97 ID:wgTokZze0
結衣「さて、そろそろ行くか」

京子「レッツゴー!」

あかり「おーっ!」




七森スーパー

京子「何にする~?結衣」

結衣「綾乃と千歳は何が食べたい?」

千歳「そうやなぁ…ここは人数おるしホットプレート出すのなんかどやろか?」

結衣「千歳がそういうのは珍しいな」

千歳「そやろか?」

京子「んじゃ、綾乃は何食べたい?」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:36:52.13 ID:wgTokZze0
綾乃「わっ…私もそれでいいわ!それで!」

京子「?そんなにホットプレートがいいの?」

綾乃「え、ええまぁ」

綾乃(あなたが焼いてくれたのが食べたいわ、なんて言えるわけないわよね…)

京子「あかりとちなっちゃんもそれでいいー?」

ちなつ「結衣先輩の作ってくれるものならなんでも食べますぅ!」

結衣「あはは、どうも…」

あかり「あかりもそれがいいなぁ」

京子「んじゃ、食材探しに行くかー」

綾乃「…」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:38:54.40 ID:wgTokZze0
帰宅


京子「たっだいまーっと」

結衣「お邪魔します、だろ」

ちなつ「綺麗で広くていい匂いですね!流石結衣先輩のお部屋…」

あかり「わぁ~凄いねぇ結衣ちゃんのお部屋」

千歳「それにしても一人暮らしなんて凄いわぁ、船見さん」

結衣「でも殆ど毎日京子が泊まりに来るから一人暮らしってわけでもないかも」

京子「えへへ、結衣にゃん一人だと泣いちゃうもんね?」

結衣「いや泣かねえよ」

ちなつ「京子先輩ずるいです!卑怯です!」

京子「はっはっはっ、結衣と私は家族みたいなものなのだからねー」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんって昔から本当に仲いいもんねぇ」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:40:55.43 ID:wgTokZze0
綾乃(昔から…)

綾乃(私も…昔から歳納京子と友達だったら…)



京子「さて、これは困りましたね結衣さん」

結衣「流石にホットプレート出すにはベランダ小さすぎるな…」

千歳「そんならキッチンでフライパンつこうてやればええんちゃう?」

結衣「んー…仕方ないかな…みんな、それでいい?」

ちなつ「問題なしです!」

あかり「あかりはみんなとご飯食べられるならいいよぉ」

綾乃「え…ええ」

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:43:50.15 ID:wgTokZze0
千歳(これは助け船を出す必要があるようやな…)



京子「でもみんなで料理するにはちょっと狭くない?」

結衣「んー…キッチンは2人が限界かもな」

千歳(ここやッ!)

千歳「歳納さんが焼いたんが食べたくなってきたなぁ!急になんでやろなぁ!」

京子「え?私?」

千歳「そやそや、船見さんが料理出来るんは綾乃ちゃんに作ってもろたおかゆで知っとるし、ここは歳納さんの作ったんも食べてみたいなぁ思てな」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:45:39.51 ID:wgTokZze0
あかり「そういえば京子ちゃんの作ったもの食べたことないなぁ」

結衣「言われてみればそうだな」

ちなつ「結衣先輩にいつもまかせっきりでしょうしね、羨ましいです…」

千歳「な?歳納さん頑張りー」

京子「ええー…まぁ焼くだけだからなんとかなりそうだけど…」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:47:03.99 ID:wgTokZze0
千歳「心細いんやったら綾乃ちゃんアシスタントにどうや?」

綾乃「え!?ちょっ…千歳何言って‥」

京子「おお!確かに綾乃なら結衣くらい料理できそうな感じするし…」

綾乃「そっそそそんなことは…」

京子「いいからいいから!キッチン行こうぜー!」

綾乃「ちょっ…」

綾乃(歳納京子が私の手を…)

京子「んじゃ、皆の衆待っているがいい!」

あかり「待ってるよぉ」




千歳( 計 画 通 り )

29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:51:13.13 ID:wgTokZze0
キッチン

京子「さて、キッチンに到着!」

綾乃(キッチンが狭くて歳納京子が近い…)

京子「あ、綾乃これ」

綾乃「これって…?」

京子「エプロンだけど?いつも料理する時結衣が着けてるからねー」

綾乃「そ、そうなの?あ…ありがと」










30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:53:21.55 ID:wgTokZze0
京子「よいしょっと…」

京子「エプロン装着完了しました!」

綾乃「…」

京子「んー?どしたの綾乃」


綾乃「可愛い…」ボソッ


京子「え…あ…ありがと」

綾乃「!い、今私なんか言ったかしら!?」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:54:16.63 ID:wgTokZze0
京子「可愛いって…」

綾乃「あわわわわわ…」

京子「そんなにあたふたしなくても…」

綾乃(おおち落ち着くのよ…杉浦綾乃)

京子「?まぁいいや、早速焼こうぜー!」

綾乃「そ…そうね」




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 01:56:55.36 ID:wgTokZze0





一同「ごちそうさまでしたー!」

あかり「お野菜美味しかったぁ」

千歳「色々美味しかったわぁー」

結衣「京子も料理出来るんだな」

京子「焼いただけで褒められるのもあれだな」

ちなつ「お腹いっぱいでなんだか眠くなってきました…」

京子「牛になるよー、ちなつちゃん」

ちなつ「牛になったら結衣先輩にお世話してもらうからいいですよーだ」

結衣「えぇ…?」

千歳「あれ?綾乃ちゃん?」

綾乃「…」

千歳(完全に固まってしもてる…一緒に料理は少し刺激が強すぎたみたいやな…)


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:01:29.18 ID:wgTokZze0
午後10時


結衣「あ、もうこんな時間か」

京子「さぁちなつちゃん!お風呂入ろうか!ね!」

ちなつ「いやです!絶対京子先輩とは入らないです!」

京子「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのにぃ」

ちなつ「恥ずかしがってないですし顔近いですよ!」

ちなつ「私が裸を見せるのは結衣先輩だけですからね…」

結衣「いや見せなくてもいいよ…」

京子「ちぇー…んじゃ一人で入って来るからいいよーだ」

あかり「いってらっしゃーい」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:05:44.06 ID:wgTokZze0
.
.
.
.
千歳「結局綾乃ちゃんは恥ずかしゅうて歳納さんとお風呂いかれへんかったの?」

綾乃「流石に…無理よ…」

千歳「…」

綾乃「千歳が私のために頑張ってくれてるのは凄く分かるし、ありがたいけど…」

千歳「んー」

綾乃「千歳?」

千歳「私的にはすこーし残念やけど、綾乃ちゃんが一番幸せな方法で歳納さんと仲良うなるんが一番やしな」

綾乃「…うん、ありがとね、千歳」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:07:44.58 ID:wgTokZze0
千歳「気にせんでええて、綾乃ちゃんの幸せがウチの幸せなんやしな」

綾乃「うん…その…」

千歳「?どないしたん?」

綾乃「これからも、よろしくね、千歳」

千歳「…なにいうとんのや、当たり前やろ?」

綾乃「うん、そうね」

京子「おーい、お二人さん!寝ないのかーい?」

あかり「ベランダにいると風邪引いちゃいますよぅ」

結衣「ちなつちゃん、1人用の布団に2人はちょっとキツイと思うよ…」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:09:54.80 ID:wgTokZze0
千歳「さ、愛しの歳納さんが呼んどるし、そろそろいこか。お月様の光も大分堪能したしな」

綾乃「もう!愛しのって…」

千歳「あはは、すまんすまん …あ」

綾乃「どうしたの?」

千歳「冷蔵庫に食後に食べよう思てたアイスクリーム入れっぱなしやったわ」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:11:32.39 ID:wgTokZze0
綾乃「あら、それじゃ取ってくるわ」

千歳「ええねんええねん、明日の朝食べるわ」

綾乃「?」

千歳「さ、お布団行こうやー」ガラガラ

京子「お、おっかえりーん」

結衣「そろそろ電気消すぞー」

あかり「おやすみぃ」

ちなつ「結衣先輩…あったかいですぅ…zzz」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:16:18.65 ID:wgTokZze0
午前1時


綾乃「…」

千歳「zzz」

綾乃(…やっぱり寝れないわ…)

綾乃(歳納京子が近くで寝てると思うと…)チラ


綾乃(あれ、歳納京子がいないわ…)

綾乃(んー…ベランダに座ってるのは…)




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:20:07.42 ID:wgTokZze0
ガラガラ

綾乃「歳納京子」

京子「ん、綾乃か」

綾乃「そ、そんなところに座ってたら風邪引くわよ?」

京子「んーどうも月明かりが気持ち良くてね」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:22:11.84 ID:wgTokZze0
綾乃(風でなびいてる髪が月明かりに照らされて綺麗…じゃなくて!)

綾乃「た、確かにいうほど寒くはないけど…」

京子「綾乃もここに来なよ」

綾乃「へ!?わ、私は別に…」

京子「えーいいじゃん、ホラ」

綾乃「ちょ、ちょっとトイレ!」バタバタ

京子「…ん」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:23:20.96 ID:wgTokZze0
綾乃(あれは反則的なシチュエーションよ…)

綾乃(ベランダに体操座りで月明かりに照らされつつなんかすっごい遠い目してるし…)

綾乃(…でもこ、こここっ告白するなら…)

綾乃(今しかない…かも…)

綾乃(千歳に相談出来ればいいんだけど…寝ちゃってるし…)

綾乃(自分じゃどうやって話せばいいかなんてわかんないわよ)

綾乃(歳納京子…)


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:25:49.34 ID:wgTokZze0
バタン

綾乃(と、とりあえずアイスでも食べて心を落ち着かせましょう、そうしましょう)

綾乃(買っておいたアイスはっと…)

綾乃(…?これ千歳のアイスかしら)

綾乃(なんか紙が貼ってあるけど…)

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:30:20.60 ID:wgTokZze0
京子「あ、おかえり綾乃」

綾乃「たっただいま…」

京子「あ、持ってるのアイス?丁度食べたかったんだよね」

綾乃「あの…その…」

京子「ん?どうしたの?」

綾乃「その…スプーンは二つあるんだけど…」






47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:32:54.51 ID:wgTokZze0
京子「だけど?」

綾乃「肝心のアイスが1つしかなくて…」

綾乃「ラムレーズンなんだけどね…だから…その…」

綾乃「いっ…い、いい一緒に…」

京子「一緒に食べよ?」

綾乃「え?あ、そう!それよ!それ!」

京子「おっけーおっけーい、それじゃ、スプーン頂戴?」

綾乃「ええ…」

京子「さ、座って座って」

綾乃「お、お邪魔します…」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:34:38.44 ID:wgTokZze0
京子「やっぱりラムレーズンは美味しいね」

綾乃「そう…ね」

京子「何回食べても飽きないや」

綾乃「いつも食べてるわよね」

京子「よくみてるねー、もしかして私のファン?」

綾乃「え!?いいい一体突然なにを…」

京子「あはは、なんつってなー」

綾乃「まったくもう…」

京子「あ、綾乃」

綾乃「?」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:37:01.81 ID:wgTokZze0
京子「ほら、あーん」

綾乃「え!?」

京子「えへへ、一回こういうのやってみたくてさー」

綾乃「しっ…仕方ないわね」

京子「…?顔真っ赤にしてどうしたの?」

綾乃「なんでもないわよ…」

京子「…ほら、あーん」

綾乃「あーん…」

京子「どう?美味い?」

綾乃「そっ、それなりに世界で一番美味しかったわ!」

京子「…プッ あはは!言ってることがメチャクチャだよ」

綾乃「え…私今なんて!?」

京子「それなりに世界で一番美味しかったわ! って」

綾乃「…」

京子「…」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:41:02.33 ID:wgTokZze0
綾乃 「あの…」
京子 「あのさ」



綾乃「な…なによ?」

京子「綾乃さ、」


京子「私のこと好き?」



綾乃「…は?」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:43:25.46 ID:wgTokZze0
京子「私の勘違いならそれでいいの…」

綾乃「いや、あの、え?」

京子「私は、好きだよ、綾乃のこと」

綾乃「好きって…言っている意味が…」

京子「だから、好きだよって」

綾乃「好きって、あなたが、私を…?」

京子「うん」

綾乃「っでも!船見さんは…」

京子「結衣?結衣は好きとかそういうのじゃないというか…」

京子「小さい頃から一緒だと、もう家族みたいなものっていうかね」

綾乃「つまり…?」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:45:55.78 ID:wgTokZze0
京子「私が、女の子として好きになったのは綾乃が始めてというか…」

綾乃(状況が理解できないわ)

綾乃「ん?というと歳納京子は私の事が…?」

京子「うん、大好き」ニコ

綾乃「…ビックリしすぎて驚きたくても驚けないわ…」


京子「でも、綾乃が私のことが好きじゃないならそれでもいいの、気持ちを伝えられただけで十分」

京子「それとも女の子が女の子を好きになるのって気持ち悪いかな…?」

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:47:11.20 ID:wgTokZze0
綾乃「あの…さっき私が言いかけたことを言っていいかしら」

京子「うん、何?」

綾乃「この前の定期テスト、私が勝ったら茶道部室から退いてもらうわよって言ったじゃない?」

京子「えへへ、コムケ前だったから惨敗だったね」

綾乃「それでね、茶道部室からは出て行かなくてもいいわ…」

京子「うん」

綾乃「その代わり…その代わりね…」

京子「…」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:48:58.78 ID:wgTokZze0
京子「泣いてるの?」

綾乃「え…?」

京子「…綾乃、こっち来て?」」

綾乃「うん…」


ギュ



京子「頑張って、綾乃」

綾乃「…うん」

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:49:59.36 ID:wgTokZze0
綾乃「ごめんなさい、なんか色々思い出してね」

京子「うん」

綾乃「中学に入りたての頃、一人ぼっちだった私に声をかけてくれたあなた」

京子「ははは、懐かしいね」

綾乃「娯楽部なんて部活勝手に作って、楽しそうにしてるあなた」

綾乃「私も入りたかったわよ…」

京子「それじゃ、今からでも…」

綾乃「それは無理」

京子「…千歳、ね」



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:51:52.04 ID:wgTokZze0
綾乃「うん…千歳はあなたにとっての船見さんみたいな人なのよ」

京子「親友以上恋人未満家族、みたいなね」

綾乃「そして千歳と一緒に、あなたと一杯思いで作ろうって頑張ったり」

京子「うん…」

綾乃「そして今」

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:52:49.81 ID:wgTokZze0
綾乃「あなたとこんな近くても大丈夫なんだから」

綾乃「だからね、聞いて?」

京子「…何?」




綾乃「部室退去なんてしなくてもいいわ…」





63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:55:09.98 ID:wgTokZze0

綾乃「その代わり…お願い一つ聞いてくれてもいい?」


京子「うん…勿論」





64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 02:57:03.85 ID:wgTokZze0
綾乃「あなたのことが好きです」




綾乃「私と…」

京子「…」







綾乃「キスしてください」








終わり
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