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八九寺「いないものですか?」恒一「ああ…」

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:29:23.87 ID:xkltAEKM0
八九寺「それはなんともシンプルで一番精神的に利きそうないじめですね」

恒一「いや違うんだ…見崎が言うにはこれもあのクラスのためだって…」

八九寺「ですが、そのために人一人…いえ二人も完全に無視するなんて…最低ですね、そのクラスの人達」

恒一「ははは…でも仕方ないんだよ、仕方が…それに僕には見崎も居るし…なんとかこれからもやっていけそうだよ」

八九寺「中学校がそんな酷いことをする場所なら、私は永遠の小学生でいたいですね」

恒一「ふーん、でも八九寺ちゃんは大きくなったらすごい可愛い女の子になると僕は思うけど」

八九寺「………そういう冗談をこんなド田舎の女の子に言わないで下さい、本気にしてしまいますよ釈迦木原さん」

恒一「僕はそんな大そうなものになった覚えはないよ、僕の名前は榊原だ」

八九寺「失礼、噛みました」
4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:41:28.51 ID:xkltAEKM0
恒一「違うよ、わざとだ」
八九寺「噛みまみた♪」

恒一「わざとじゃない…!?……だったっけ?」

八九寺「はい、その返しが基本ですね」

恒一「ふーん」

八九寺「あ、でも、たまに私のアドリブが繰り出されるときがあるのでご注意ですよ、更木原さん♪」

恒一「僕は右目に自分の霊力を食べさせる眼帯を着用し、戦うことだけが存在理由である護廷十三隊の中で一番の荒くれ者な十一番隊隊長じゃない、僕の名前は榊原だ」

八九寺「失礼、噛みました」

恒一「違うよ、わざとだ」

八九寺「噛みま…月牙天衝!」

恒一「うえっ!?…え、えっと…」

八九寺「……はぁ~…ダメですね~、榊原さん」

恒一「ご、ごめん」

八九寺「もう少しテクニックを身につけてもらわないと、この私には付いていけませんよ?」

恒一「うん…精進するよ」

八九寺「はい、その意気ですよ!」

5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:48:31.53 ID:xkltAEKM0
恒一「そういえば、君は毎日学校にも行かずにどこへ行ってるんだ?」

八九寺「私ですか?」

恒一「うん…朝に見かけたんだけど、小学校の道とは真逆の道に歩いて行ってたよね?」

八九寺「なっ!まさか榊原さん!?こんな純粋無垢の権化とも言える可愛らしい私によくない感情を抱き、己の欲望に従いストーカー…」

恒一「しないよ!見かけたって言ったじゃないか!」

八九寺「む、そういう時は変態の皮を被って私のボケに乗るんですよ榊原さん」

恒一「あっ…ごめん…また間違った…」

八九寺「いえ気にしないで下さい………榊原さんとあの人は違いますからね」

恒一「………あの人?」

八九寺「…いえ、何でもありません、気にしないで下さい」

恒一「………」

10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:53:28.79 ID:xkltAEKM0
八九寺「それにしても榊原さん」

恒一「ん?」

八九寺「いつもとは違う道を通っていますけど……どうしたんですか今日は?何か御用でも?」

恒一「いや、今日は寄りたいところがあってさ」

八九寺「そうですか…へぇ~…」

恒一「……八九寺ちゃんも寄る?」

八九寺「…私が行ってもよろしいんですか?」

恒一「うん…つまらない所かもしれないけど…」

八九寺「そうですか…いえ、でも遠慮しておきます」

恒一「え…何で…」

八九寺「私ももうそろそろお家に帰らなければならないので、それでは榊原さん、また明日の帰り道に」

恒一「うん…また明日」

八九寺「はい、また明日です!」タッタッタ…

恒一「………やっぱりよく分からない子だな」

13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 02:56:49.34 ID:xkltAEKM0
見崎「誰がよく分からない子?」

恒一「うわっ!?見崎!?」

見崎「そんなに驚かなくてもいいでしょ?……私の家の前なのに」

恒一「…そ、そうだね…ごめん」

見崎「別に……入る?」

恒一「ああ、そうするよ」

見崎「………榊原君」

恒一「ん?何かな?」

見崎「今さっきの……やっぱりいい」

恒一「?」

見崎「それじゃあ、行きましょう?」

恒一「う、うん…」

15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:04:28.71 ID:xkltAEKM0
恒一「ふぅ…見崎の家でご飯作っちゃったけど、大丈夫だったかな、家に連絡してないし…」

恒一「………」

恒一「家に帰って布団に潜れば……明日が来る」

恒一「明日が来れば………」

恒一「………はぁ」


八九寺「やっぱり精神的にキテるじゃないですか、関ヶ原さん」

恒一「……僕は歴史に残る決戦が行われた野原があるような名前は有していないよ、僕の名前は榊原だ」

八九寺「少しキレがないですね、榊原さん」

恒一「そうかな?」

八九寺「はい、今の榊原さんとお約束をしてもつまんないですから、今夜は普通にお話ししましょうか?」

恒一「………うん、そうだね」

16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:09:50.47 ID:xkltAEKM0
八九寺「へぇ~、榊原さんってお料理がお得意なんですか」

恒一「うん、いつか八九寺ちゃんにもご馳走してあげようか?」

八九寺「それはとても楽しみです、ちゃんと覚えててくださいね、榊原さん」

恒一「分かったよ、できれば近い内に」

八九寺「はい!すっごい楽しみにしてるんで榊原さんが一番得意とするお料理、私に恵んでくださいね♪」

恒一「恵んでって…なんだかすっごいハードル上がったような…」

八九寺「気のせいですよ♪」

恒一「それならいいけど…」

八九寺「~♪」

恒一(………)

18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:15:58.65 ID:xkltAEKM0
恒一「八九寺ちゃん、一つ聞いてもいいかな?」

八九寺「はい、何でしょう?」

恒一「あの人…って…誰のことなのかな?」

八九寺「………気にしないで結構ですって言ったじゃないですか」

恒一「ごめん…やっぱり少し気になっちゃって…」

八九寺「仕方ないですね榊原さんは…でも女の子の過去を詮索するような男の人はリビングを堂々と這うイモ虫並にキモチ悪いですよ」

恒一「………」

八九寺「ふふ、冗談ですよ……でも…あの人にはそんなこと言っても全く効きませんけど」

恒一「………」

八九寺「それじゃあ、お話しましょうか」

21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:26:19.85 ID:xkltAEKM0
恒一「違うよ、わざとだ」

八九寺「噛みまみた♪」

恒一「わざとじゃない…!?……だったっけ?」

八九寺「はい、その返しが基本ですね」

恒一「ふーん」

八九寺「あ、でも、たまに私のアドリブが繰り出されるときがあるのでご注意ですよ、更木原さん♪」

恒一「僕は右目に自分の霊力を食べさせる眼帯を着用し、戦うことだけが存在理由である護廷十三隊の中で一番の荒くれ者の十一番隊隊長じゃない、僕の名前は榊原だ」

八九寺「失礼、噛みました」

恒一「違うよ、わざとだ」



24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:34:28.60 ID:xkltAEKM0
八九寺「私、前まで好意的に接してきてくれた人達全員に、拒絶するような態度を取って来たんです」

恒一「拒絶?」

八九寺「はい、嫌いと罵って、自分から親切にしてくれた人達から離れて行ったんですよ…イヤな小学生ですよね?」

恒一「そんな…」

八九寺「ですが、あの人は私が何度罵ってもそれでも私に近づいてきて………そして最後には私の一番の悩みを解決してくれたんです」

恒一「………」

八九寺「まるで白馬の王子様ですよ、ですがその後の行動は王子様というイメージとはまるでかけ離れていますがね」

恒一「行動?」

八九寺「はい、人の頬にキスをしたり、人の発展途上の胸を揉みしだいたり、人のお子様パンツを覗いたり…」

恒一「………」

八九寺「変態という汚名を望んで着るような人でした……ですけどその人と逢った日はいつも楽しくて…毎日毎日、町を歩くたびにあの人に逢えるだろうかと思っていたくらいですよ、それくらいその人と逢うことだけが私の楽しみだったんです」

八九寺「ですが、その人とはもう二度と逢うことは無いでしょう……絶対に」

恒一「………」

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:42:09.09 ID:xkltAEKM0
八九寺「ま、そんなただのロリコンで変態な人ですよ」

恒一「………」

八九寺「これで私の思い出話は終了ですよ」

恒一「うん、ありがとう……でもやっぱり僕じゃその人の代わりにはなれそうにないね」

八九寺「当たり前ですよ、榊原さんは榊原さん、あの人はあの人ですから」

恒一「うん、そうだね」

八九寺「………それじゃあもうそろそろお家のほうに…」

恒一「ああごめん、こんな夜遅くまで」

八九寺「いいですよ、それではまた」

恒一「うん、また明日」

28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:46:40.38 ID:xkltAEKM0
恒一「………それにしても何でこんな時間帯にあの子は…」

恒一「………」

恒一「帰ろうかな」


赤沢「………」

八九寺「私、あなたのことが嫌いです」

赤沢「私もよ、超常現象少女……いえ、幽霊少女」

八九寺「そうですか…それでどうして榊原さんの後をつけているのですか?」

赤沢「あなたみたいな無関係者には分からないことよ」

八九寺「………これ以上榊原さんに辛い思いをさせたら私が許しませんよ、お友達として」

赤沢「それじゃあその時は私があなたを成仏させてあげるわ、幽霊少女」

29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:54:24.58 ID:xkltAEKM0
翌日
恒一「………はぁ」

見崎「どうしたの?榊原君?」

恒一「いや、何でもないよ…ごめんね」

見崎「……私と一緒に居るのイヤ?」

恒一「違う違う、そんなんじゃないよ……ただ」

見崎「ただ?」

恒一「卒業まで……クラスのみんなとこんな関係のままなのかな…って思ったりしてさ」

見崎「………」

ギュッ

恒一「うえっ!?」

見崎「安心して榊原君、私がいるから……私だけは榊原君の味方だから」

恒一「………うん、ありがとう見崎、一緒に頑張ろう」

見崎「ええ、頑張りましょう」

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 03:58:19.12 ID:xkltAEKM0
見崎「さ、一緒に帰りましょ?榊原君」

恒一「………」

見崎「?どうしたの?」

恒一「いや、ごめん見崎…僕今日用事があって…」

見崎「…そう、それじゃあまた明日」

恒一「うん、また明日」

見崎「………さよなら」

恒一「……ごめんね見崎、嘘付いちゃって」

恒一「さて、いつもの道に居るかな、八九寺ちゃんは」

赤沢「………」

32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:19:37.09 ID:xkltAEKM0
恒一「あ、いたいた、おーい八九寺ちゃーん」

八九寺「む、これはこれは脇腹さん」

恒一「僕は人体の部位が苗字だった覚えは全くと言っていいほど無いよ、僕の名前は榊原だ」

八九寺「失礼、噛みました」

恒一「違うよ、わざとだ」

八九寺「噛み…つくような右フックッ!」ビュン!

恒一「脇腹狙いかっ!読めているっ!」ガッ!

八九寺「な、何っ!?」

恒一「へへ、どうかな?少しは付いてこれてるかな?」

八九寺「はい、榊原さんにしては中々でしたよ」

恒一「そっか、それは光栄だな」

八九寺「さて、それじゃあそろそろ歩きましょうか?」

恒一「うん、そうだね」


赤沢「………」

37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:27:56.40 ID:xkltAEKM0
恒一「そういえば、どうして君は昨日夜に外を出歩いていたんだい?」

八九寺「大した理由なんてありませんよ、強いて言うならただ暇なだけだったんですよ」

恒一「ふーん、でもこんな街を夜に出歩いても…」

八九寺「何を言ってるんですか、今時の小学生女子は夜中に外を出歩くのが一種のステータスになっているんですよ」

恒一「………そうなんだ」

八九寺「…んー、そこはちょっと痛い中学生じゃないですかー…みたいなツッコミがほしいですね」

恒一「…あの人だったらそうしたのかな?」

八九寺「うーん…いえ、あの人ならもっと的確なツッコミを入れたでしょう、ツッコミスキルは最強吸血鬼レベルですから」

恒一「?…でもそっか…スゴイんだね、あの人」

八九寺「はい、変態でさえなければこの世で一番の男性ですよ…変態でさえなければ」

恒一「へぇ…」

38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:38:43.63 ID:xkltAEKM0
八九寺「なんてほめ過ぎましたね、変態という時点で底辺だというのに」

恒一「それは流石に言いすぎじゃ…」

八九寺「大丈夫ですよ、そのくらいの罵倒ならあの人は慣れっこですよ、罵倒を受けるがために朝起きて夜眠りにつくような人でしたから」

恒一「……大変な立ち位置にいるんだね、あの人」

八九寺「はい、苦労人です、あの人は」

恒一「……苦労人…か」

八九寺「?どうかしました?」

39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:40:36.53 ID:xkltAEKM0
恒一「いや…僕と同じ扱いを受けてる彼女も……今まで苦労してきたのかなって思って…」

八九寺「………」

八九寺「でも今は大丈夫でしょう、榊原さんが一緒に居てくれているのですから」

恒一「……うん、そうだね」

八九寺「あ、今思いついたのですが、その彼女さんにとっては榊原さん、あなたが白馬の王子様だったりするんじゃないですか?」

恒一「ははははは、いやいやそんなことないよ」

八九寺「冗談ではありませんよ、なにせ私の乙女センサーが告げています……脈アリだと」

恒一「……え…そ、そうなのかな?……見崎が僕を…」

八九寺「いや何してるんですか榊原さん、早くツッコんで下さいよ」

恒一「…え!?嘘だったの!?」

八九寺「………」

41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:49:23.92 ID:xkltAEKM0
八九寺「まさか榊原さんって見崎さんのこと…」
恒一「いやいや!僕は別にっ…」

八九寺「別に?別になんですか?見崎って女の子が一体別に何なんですか?」

恒一「あぁ!もうだからっ!」

八九寺「中学生男子が小学生女子にムキなってる光景はそうそう見れたものではありませんね」

恒一「………」

八九寺「あ…ごめんなさい榊原さん、つい調子に乗ってしまって……だからご機嫌を損ねたのなら…」

恒一「……そうだよ八九寺ちゃん」

八九寺「え?」

恒一「僕は…僕は見崎鳴が好きだよっ!」

八九寺「は、はぁ…」

恒一「初めて見たときからずっと気になってて……いつも目が離せなくて…だからそれくらい意識してて…だから…だからっ!」

恒一「僕は見崎のことが大好きなんだぁ!」

見崎「ひゃ、ひゃかきびゃらくん……ご、ごほんっ!い、今のって…」

恒一「………僕はそんな舌を何度も噛んでしまいそうな名前じゃないよ…僕の名前は榊原だよ……み、見崎」

見崎「……ごめんなさい…さ、榊原君」

42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:53:41.92 ID:xkltAEKM0
見崎・自宅
見崎「それで…説明してくれるかしら?」

恒一「……いや…えっと」

見崎「榊原君が……わ、私のことを好きってことを…説明してほしいのだけど」

恒一「………」

見崎「……ダンマリしないでよ…」

恒一「ご、ごめん」

見崎「………もぅ」モジモジ

恒一「えっと…僕…見崎のことが……好き…なんだけど」

見崎「………うん」

恒一「…返事は?」

見崎「え!?……やっぱり返さなきゃいけないのね」

45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 04:57:54.03 ID:xkltAEKM0
恒一「できれば…いいかな?」

見崎「………ごめんなさい…もう少し待たせてくれるかしら」

恒一「うん……いきなりだもんね…仕方ないよ」

見崎「ありがとう…ちゃんと応えるから…待っててね榊原君」

恒一「うん、分かった…それじゃあ…僕帰るよ」

見崎「ま、また明日…榊原君」

恒一「また…明日」

バタン…

見崎「………」ドクンドクン…

見崎「はぁ…き、緊張したぁ…」

見崎「ど、どうしよう…明日はずっと屋上に居ようかしら……でも榊原君が来ちゃったらふたりっきりに…」

見崎「………寝よう」

46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 05:05:11.16 ID:xkltAEKM0
恒一「で、どうして途中で逃げたのさ」

八九寺「おや?これはこれは街中で醜態を晒した野原さんじゃないですか」

恒一「僕はお尻を丸出しにするような醜態を晒した覚えはないよ、僕の名前は榊原だ」

八九寺「失礼、笑ってました」

恒一「やっぱりか!逃げて笑ってたんだな!」

八九寺「まさかあの時、私との絡みを使用するとは思ってもみませんでしたよ、ぷっぷっぷ」

恒一「あぁ…もう…どうしてあんなこと言ったんだろう…僕は…」

八九寺「何を言ってるんですか、あの人は日常茶飯事のように女性にプロポーズをする人ですよ、少しはその大胆さを見習ったほうがいいですよ」

恒一「やっぱりすごいね…あの人」

八九寺「私の初プロポーズを奪った人ですからね、そりゃすごいですよ」

47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 05:11:55.79 ID:xkltAEKM0
恒一「人生初告白があんな形で終わるなんて…」

八九寺「まぁ、そんな失敗が君を大人へと変えていくものですよ」

恒一「…達観してるね、八九寺ちゃんは」

八九寺「伊達に小学五年生女子をしていませんからね」

恒一「……今の小学生は進んでるなぁ~…半世紀ぐらい」

八九寺「…心なしか今の榊原さん、今までの榊原さんより言葉の掛け合いが上手くなってる気が…」

恒一「多分、君との会話で過ぎた過去を忘れようとしてるんじゃないかな」

八九寺「なるほど、それじゃあフラれた時はもっとおもしろくなると…」

恒一「そんなこと言わないでよっ!縁起でもないなぁ!」

50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 05:17:11.65 ID:xkltAEKM0
八九寺「でも多分、成功すると思いますよ」

恒一「……本当かな」

八九寺「はい、私の乙女センサーがビンビン反応してますよ~」

恒一「………信じれないなぁ」

八九寺「む、失礼な人ですね…でも頑張ってくださいね、榊原さん」

恒一「…うん、ありがとう八九寺ちゃん」

八九寺「はい!…ではそろそろ」

恒一「うん、じゃあまた明日」

八九寺「はい、ではまた明日に……見崎さんの返事の内容、ちゃんと話してくださいね、楽しみにしてますから♪」

恒一「うっ…」

八九寺「それでは~♪」タッタッタ

64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:05:48.33 ID:xkltAEKM0
翌日・教室
見崎「………」ソワソワ

恒一(うーん…やっぱり見崎も意識してる…話しかけてこないなぁ)

見崎「………」ガタッ

恒一(立った…!よし!僕の方から行って…)ガタッ

ドンッ

恒一「あ、ご、ごめんっ…」

赤沢「………」

恒一「…赤沢さん?」

赤沢「………」キッ

恒一「!?」

赤沢「………」スタスタ

恒一「……一体何なんだよ」

66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:15:09.64 ID:xkltAEKM0
恒一「というわけでそれからタイミングが…」

八九寺「で、見崎さんから返事をもらえなかったんですね、ヘタレ原さん」

恒一「………」

八九寺「こういうところはあの人に通ずるものがありますね、よかったじゃないですか、また一歩あの変態に近づけたじゃないですか」

恒一「いや別にそこまであの人のことを…」

八九寺「もうすぐ榊原さんが無意識的に女性にセクハラを行ってしまうのですか…感慨深いものがありますね」

恒一「僕は一体どこに向かってるのさ…はぁ…」

八九寺「さて、折角榊原さんのフラれ話を肴に一杯…と思っていたのですが」

恒一「やっぱり君は進んでいるね…半世紀所か後世ぐらい」

68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:23:48.01 ID:xkltAEKM0
夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。 前
恒一「………」

八九寺「なんだかんだで来てしまいましたね、これも神からの再挑戦しろとの暗示かと」

恒一「恋の後押しをしてくれる神がいるなんてね…結構僕の身近にいるのかも…」

八九寺「まさかその神って私じゃないですか!?きゃぴ!ロリかわ美少女女神!まよいちゃん!」キャピキャピッ

恒一「女神様だったらもう少し豊満な体をしていると僕は思うよ」

八九寺「………今の榊原さん…少し辛辣ですね」

恒一「でも来ちゃったから…うん、行ってくるよ」

八九寺「ま、頑張ってきてくださいね今度こそ、榊原さんが幸せになることを私も願ってますから」

恒一「うん、ありがと、八九寺ちゃん」

八九寺「はい!ご武運を!」

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:29:03.61 ID:xkltAEKM0
恒一「行ってくる!」タッタッタ…

八九寺「……行きましたか」

八九寺「これで…榊原さんは…」



赤沢「で、あなたは一体どういうつもりなの?」

八九寺「可哀想な人ですね、あなたのストーカー対象はたった今可愛い女の子の元に行っちゃいましたよ?」

赤沢「あらそう、それはよかったじゃない」

八九寺「………やっぱり私…ですか?」

赤沢「あなたなんでしょう?………『いないもの』」

八九寺「………」

71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:34:54.17 ID:xkltAEKM0
赤沢「あなたが私たちのクラスにどう関係してるのかは知らないけど、あなたがいないものであることは確実……そうでしょう?」

八九寺「…はい、確かに私はいないものですよ」

赤沢「認めたわね…それじゃあ、あなたさえこの町から消せば…」

八九寺「さぁ、どうでしょうね……やってみたらどうですか?」

赤沢「………」

八九寺「………」

八九寺「まぁ、私を消すなんて無理なことですよ、諦めてください」

赤沢「……絶対に見つけるわ…あなたを消し去る方法を」

八九寺「………期待していますよ」

72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:40:18.38 ID:xkltAEKM0
見崎「……やっぱり今日来た用って」

恒一「うん、返事を聞きに来たんだけど…」

見崎「もう…せっかちなんだね、恒一君って」

恒一「ははは、どうしても早く見崎の気持ちが知りたかったら…」

見崎「………仕方ないなぁ、榊原君は」

恒一「じゃあ…言ってくれないかな…見崎」

見崎「………わ、私…榊原君のことが…」

恒一「………」

ドクンッ

―――さようなら、榊原さん―――

恒一「!」

73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:44:14.91 ID:xkltAEKM0
恒一(今のって…)

見崎「好き……です」

恒一「……え?」

見崎「き、聞いてなかったの?」

恒一「ご、ごめん…少しぼーっとしてて…」

見崎「もう…知らない、榊原君なんて」

恒一「ごめんってば!だからもう一回言ってくれよ、見崎!」

見崎「うぅ…もう絶対に言ってあげないんだから……榊原君のマヌケ」

74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:49:39.03 ID:xkltAEKM0
恒一「見崎と付き合うことになっちゃった…」

恒一「はぁ…どうしよう、明日どんな顔で見崎と会えばいいのか…」

恒一「でも…」

恒一「これで明日の学校も乗り切れるな…」

恒一「よし、それじゃあ…」

―――早く家に、帰ろう―――

八九寺「………」

八九寺「もう私のこと見えないようですね榊原さん、よかったです」

八九寺「………」

八九寺「いないものの相手をするのはよくないですからね」

八九寺「………」ポロ…

八九寺「やっぱり…拒絶していたほうがマシでしたよ…阿良々木さん」

75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 09:54:59.96 ID:xkltAEKM0
翌日
見崎「ね、ねぇ榊原君…今日は一緒に…」モジモジ

恒一「………」

―――さようなら、榊原さん―――

恒一「ごめん、今日確認しておきたい用があるんだ…ごめん、見崎」

見崎「……そう、じゃあまた明日、榊原君」

恒一「うん、また……よし」

恒一「いつもの道に…居るよね、八九寺ちゃん」

赤沢「………」

恒一(居てくれよ…八九寺ちゃん!)タッタッタ…

77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:02:20.38 ID:xkltAEKM0
恒一「八九寺ちゃーんっ!」

恒一「おーい!八九寺ちゃーん!」

恒一「君はかくれんぼなんてガキっぽい遊びなんて興味ないはずだろー!?」

恒一「ねぇ!早く出てきてくれよ!八九寺ちゃーん!」

恒一「………」ハァ…ハァ…

恒一「なんで…どうして…」

恒一「どうして顔を見せてくれないんだよ…八九寺ちゃん…」


八九寺「何を言ってるんですか榊原さん…私はずっとあなたのそばにいるじゃないですか」

八九寺「ずっと…ずっと…ずっとあなたの目の前にいるじゃないですか…」

八九寺「だから…もう私の名前を叫ばないでくださいよ……榊原さん」

79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:14:04.79 ID:xkltAEKM0
赤沢「どうやら、いないものが見えなくなったようね」

赤沢「これで心置きなく消せるわよ、彼女を」

赤沢「………」

赤沢「とても彼女が3年3組に関係があるとは思えない、けど…」

赤沢「もうなりふり構ってられないのよ…可能性があるのは全て潰さないと…」

赤沢「私が対策係なんだから…私があのクラスを救わなきゃいけないの!」

赤沢「だからっ!」

???「だからって彼の友人を殺すのかい?君は?」

赤沢「……仕方ないでしょ、やって頂戴」

???「僕は構わないけど…君は本当にいいのかい?彼の涙を直視し続けられるのかい?」

赤沢「………」

赤沢「それが皆のためになるなら…やってやるわよ」

???「なるほど、イキのいいお嬢さんだ、将来が楽しみだよ……それじゃあ…」

???「卒業旅行のついでに悪いけど消させてもらうよ、迷い牛ちゃん」

82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:25:22.43 ID:xkltAEKM0
それからというもの一度もあの大きなリュックを背負った少女を見かけることは無かった

どこか遠い町に出かけたのだろうか…この夜見北に飽きたのかもしれない…なんて

けど多分、親の都合などでこの町を離れたんだと…自分の中で無理矢理解釈した僕は…

今日も、見崎と一緒に登校する

見崎「榊原君、そういえば最近は一緒に帰ってくれるよね、どうかしたの?」

恒一「どうかしたって…何が?」

見崎「だって、榊原君って帰り道いつも……話してる…じゃない?」

恒一「ああ…うん、でももう彼女はいないからね」

見崎「………やっぱり居たの?その彼女」

恒一「え?居たって…どういうこと?」

見崎「だから…ちゃんと榊原君には見えていたの…?」

恒一「…うん、ちゃんと見えていたよ…」

見崎「………そう」

84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:38:57.54 ID:xkltAEKM0
放課後
恒一「でもどうして突然居なくなったんだろ…八九寺ちゃん」

恒一「別れの挨拶も無しに……どうして」

恒一「……いや」

―――さようなら、榊原さん―――

恒一「あの幻聴って…やっぱり…」

恒一「………」

恒一「帰ろ、家に」


???「おい忍、こんだけ歩き回ってるのに全然見つからないじゃないか、八九寺の奴」

恒一「……え?」

???「主様よ、どうやらここにはいないようだぞ、まったく怪異の匂いが……いや、あの迷い牛ではない違う怪異の匂いならあるが」

???「僕にはアイツ以外どうでもいいけど、どうやらここってミスドないらしいじゃん……腹減ってるなら食べるか?忍?」

忍「そうするかの…少々味気ないが」

???「よし、それじゃあ匂いのするところに向かうか」

85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:41:11.65 ID:xkltAEKM0
ミス、???とり忘れるタイミング間違った
放課後
恒一「でもどうして突然居なくなったんだろ…八九寺ちゃん」

恒一「別れの挨拶も無しに……どうして」

恒一「……いや」

―――さようなら、榊原さん―――

恒一「あの幻聴って…やっぱり…」

恒一「………」

恒一「帰ろ、家に」


???「おい忍、こんだけ歩き回ってるのに全然見つからないじゃないか、八九寺の奴」

恒一「……え?」

忍「主様よ、どうやらここにはいないようだぞ、まったく怪異の匂いが……いや、あの迷い牛ではない違う怪異の匂いならあるが」

???「僕にはアイツ以外どうでもいいけど、どうやらここってミスドないらしいじゃん……腹減ってるなら食べるか?忍?」

忍「そうするかの…少々味気ないが」

???「よし、それじゃあ匂いのするところに向かうか」


86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:47:45.75 ID:xkltAEKM0
僕はその時話しかけることが出来なかった

彼らは絶対八九寺ちゃんのことを知っているはずだったから

でも話しかけることができなかった

彼らに近づいてはならないと…そう思ってしまったからである…

恒一「………」

八九寺『ま、そんなただのロリコンで変態な人ですよ』

あのアホ毛を携えた男の人が八九寺ちゃんの言っていたあの人かもしれない

なんて妄想をしてしまうほど僕は彼女が心配だった

いや、それ以上に

八九寺『かみまみた♪』

恒一「もう一度、僕の名前噛んでほしかったな…」

89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 10:56:46.95 ID:xkltAEKM0
数日後
赤沢「犠牲者もいなくなったし…どうやらいないものは本当にいなくなったようね」

恒一「………」

赤沢「あなたの伯母さん、そして副担任の三神さん……彼女たちがこの件に関係しているのは事実でしょうね」

恒一「………」

赤沢「ねぇ、聞いているの?……もしかして私たちがあなたを無視したからその仕返し?いいわよ別に、それくらいされる覚悟は…」

恒一「いや、違うよ…ただ…」

赤沢「…ただ?」

恒一「君たちが僕をいないもの扱いにしていたときに唯一、悩みを聞いてくれた友達が居たんだよ…それを思い出してね」

赤沢「へぇ…いい友達ね」

恒一「うん、もう居ないけど……本当にいい友達だったよ」

赤沢「………そう」

92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:04:32.80 ID:xkltAEKM0
恒一「………」

八九寺『なっ!まさか榊原さん!?こんな純粋無垢の権化とも言える可愛らしい私によくない感情を抱き、己の欲望に従いストーカー…』

恒一「突然居なくなるぐらいなら…ストーカーしてたほうがよかったかもしれないね」

八九寺『はい!すっごい楽しみにしてるんで榊原さんが一番得意とするお料理、私に恵んでくださいね♪』

恒一「それにまだ僕の得意料理食べさせてないよ…八九寺ちゃん」

八九寺『はい、榊原さんにしては中々でしたよ』

恒一「もっと僕あの人みたいに八九寺ちゃんに付いていけるぐらい頑張るから、だから八九寺ちゃん…」

八九寺『ま、頑張ってきてくださいね今度こそ、榊原さんが幸せになることを私も願ってますから』

恒一「僕が幸せになるには…君の存在が必要なんだよ…八九寺ちゃん」

93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 11:12:37.64 ID:xkltAEKM0
恒一「………八九寺ちゃんと会ってた道まで歩いてきちゃったか…」

恒一「………」

恒一「…こんなところにいないで帰ろうかな…家に」

恒一「………」

恒一「………八九寺ちゃん」


???「もう日も暮れそうなのに何を渋っているんですか、早くお家に帰ったほうがいいですよ、渋柿さん」

恒一「ッ!?」

恒一「…も、もはや全くと言っていいほど、僕の名前の原型をとどめてないけど…ぼ、僕の名前は…」

???「榊原さん、ですよね?」

恒一「………それ、僕のセリフだよ、取ったらお約束じゃなくなるじゃないか、八九寺ちゃん」

八九寺「えへへ、失礼、噛みました♪」

end.
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