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唯「こすとこ!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 16:46:39.99 ID:nqcnd4MU0

 ―― コストコ 多摩境店――


唯「でえええええっかあああああーい!」

律「うっひょー。なんだこれ。買い物するところっていうか、まんま倉庫じゃねえか」

紬「あのね、コストコは元々、飛行機の格納庫として使われていた倉庫を改良したのが始まりなんだって」

律「流石ムギ! 物知りだな」

紬「前から一度来てみたくて、少し調べておいたの♪」

澪「おい、あんまりはしゃぐなって。ただでさえ人が多いんだから……」

唯「ね。さっき開店したばかりなのに、もうエスカレーターの当たりまで行列ができてる」

梓「…………」

律「ん? どうしたんだよ梓。これから買い物スタートなのにしょぼくれて」

梓「いや、あの、本当に入っちゃうんですか?」

唯「せっかく来んだから行こうよ~。会員の和ちゃんから招待券貰ったんだし!」

梓「招待券、ですか……。なるほど」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 16:52:26.95 ID:nqcnd4MU0

唯「すいませーん。高校生五人でお願いしまぁす」

店員「いらっしゃいませ。お客様はコストコははじめてでいらっしゃいますか?」

唯「そうです! ふんす!」

澪「あ、でも招待券があって、これがあれば入れるんですよね?」

店員「はい。でしたらまず、本日限りのパスを発行していただければなりませんので」

店員「お手数おかけしますが、一度出口前のカウンターの者にお声をおかけ下さい」

唯「りょーかいしました!」

紬「入り口と出口が完全に分かれてるのね」

律「へぇ。普通のスーパーとはちょっと違うって聞いてたけど、まさにその通りだな」

梓「そんなことで驚いたら、先が持ちませんよ」

律「ん? 梓は前にコストコにきたことがあるのか?」

梓「……とりあえず、早くパスと交換してもらいましょう」

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:00:48.63 ID:nqcnd4MU0

唯「すいませーん。パスと交換? っていうのお願いします!」

店員「いらっしゃいませ。招待券はお持ちですか?」

唯「はいっ! どうぞお納め下さい」

店員「でしたら、まず、本日限りのパスを発行することはできますが」

店員「料金が会員様価格から5%プラスとなってしまいます」

澪「え? プラスされるんですか?」

店員「はい。券のこちらの方に書かれてもいることですが」

店員「コストコの全ての商品は会員様価格となっておりまして……」

店員「入場パスのお客様には、会員様への割引価格が適応されないことになっているんです」

律「ありゃあ……誰も気づいてなかったのか」

紬「まぁ、でも、5%くらい……」

梓「…………」

店員「ですが、一度会員様になっていただき、お帰りのさいに解約していただければ」

店員「入場パスでお買い物をされるより、5%安くすることはできますが」

唯「えっ!? そんなことしていいんですか?」

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:06:38.81 ID:nqcnd4MU0

店員「はい。まずコストコ会員登録についての説明からさせて頂きます。こちらを御覧下さい」


コストコホールセール2大保証

商品保証:全商品について、会員の皆様に万一ご満足いただけない場合には、商品と引き換えの上、代金を全額お返しいたします。

会費保証:会員の皆様に万一ご満足いただけない場合には、メンバーシップ有効期間中であればいつでも年会費を全額お返しいたします。


店員「こちらの下の方にあります通り、メンバーシップ有効期限内」

店員「つまり一年以内であれば、いつでも会員登録料金の方は返却させていただきます」

律「すげぇ。それじゃ実質年会費なんてないようなものじゃないか」

澪「おい、その言い方……」

店員「ご満足いただけない場合とありますが、やはり年会費という面から途中退会される方もいらっしゃいますよ」

店員「あちらにも。にこっ」

唯「あ、ホントだ。じゃあ、せっかくなら安い方がいいし、会員になろっかなぁ……」

梓「――!?」

店員「ちなみに会員登録料金につきましては、四千二百円となっております」

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:15:06.30 ID:nqcnd4MU0

唯「じゃあそうします!」

店員「はい。でしたら、会員登録につきましてはあちらのカウンターになりますので」

店員「ご案内いたします。どうぞこちらへ」

唯「ははーい」



律「ま、唯が和から貰った招待券で来たんだから、唯におまかせしとくか」

紬「それにしても凄いサービスねぇ」

澪「本当だな。例えば一年経つ一日前に退会して入り直せばいいってことだもんな」

律「なんかセコイけどな」

梓「あの、私からさらに説明しますけど」

梓「退会した場合、その日から一年間の再登録はできないんようになってるんです」

律「なんだ。まぁ、よく考えてみたら、それくらい当たり前なのか」

澪「でもさ、私たち五人で登録をまわせば五年分タダで……」

律「おーい、みおー。それ以上は口に出さないでおけー。お姉さんの笑顔が怖いぞー」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:20:57.04 ID:nqcnd4MU0

唯「登録完了しました!」

律「おし! んじゃさっそく中に入ろうぜ」

唯「それでもって、招待券を一枚もらっちゃいました!」

澪「へ?」

唯「招待券がにまい~、なんか得した気分~♪」

澪「得にはならないんじゃないか……」

紬「まぁまぁ。早く入りましょう」



店員「いらっしゃいませー。会員様ですね、どうぞいらっしゃいませー」

唯「うわぁ。中に入ってみるとやっぱりひろぉい」

律「ぬおう! いきなり入り口に薄型テレビが置いてあるし!」

紬「店員さんに外国の方も多いみたいね~」

澪「って、周りの人たちみんなカートを押してるけど、私たちはいいのか?」

律「あれ。そういえば確かに」

梓「みなさん待って下さい! カートは私が押してますから!」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:26:26.52 ID:nqcnd4MU0

律「ありゃ、小さすぎて気づかんかった」

梓「身長なら、私と律先輩は少ししか違わないじゃないですか」

唯「あずにゃんごめんねぇ。つい夢中でカート忘れちゃってて」

紬「梓ちゃん重いでしょう。私が持つから」

梓「これくらいなんちゃら平気です! 開店すぐ後の店内は混雑してますから、私でないと」

律「いや、それなら尚更……」

紬「梓ちゃん、私よりコストコのことに詳しそうな」

梓「ええとですね、まずだいたいですが、コストコの通路はカートを縦にすると四台分が通れるスペースが空いています」

梓「ですが、これだけの商品ですから当然立ち止まったりも多くなるんです」

梓「なのでここは経験者たる私が巧みなカート使いでトラブルを未然に……」

唯「あずにゃんコストコに来たことあったんだ」

梓「あ、つい熱くなって、うっかり……」

18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:34:53.39 ID:nqcnd4MU0

梓「ともかく私が押しますから、店内を見てまわりましょう」

律「ま、お頼みしますか」

唯「おっきいカートを押すちっちゃいあずにゃん可愛い~」

紬「そんな唯ちゃんの視線と梓ちゃんの強がりがまた……」

澪「いいから行くぞ」



律「えーとまずは、って入り口付近には大型の電化製品が集中してるのか」

紬「この前ホームセンターで見たものがいくつかあるわね~」

澪「掃除機から、アイポッドまであるな。というか大型商品なのに量が半端じゃない……」

梓「まぁ電化製品に限らず大量に仕入れるのがコストコのモットーであり秀でた特徴ですから」

律「でも私たちが買うものじゃないな。えーとこの先は……」

唯「りっちゃん! 銅像が置いてあるよ!」

19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:39:57.82 ID:nqcnd4MU0

澪「ホントだ……。どうして銅像なんかが」

紬「お寺さんの人たちが買っていったりするのかしら?」

律「いやいやそれはマズイんじゃないか」

紬「僧の方が祈り捧げば、それはどんなものだって神像になったりしないことも……」

律「そういう影の仕組みはいいから、先行くぞ」

唯「コストコにょらい像と、ハイチーズ!」

梓「なに勝手にマスコット的な扱いをしてるんですか!」

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:48:42.53 ID:nqcnd4MU0

律「やっと食料品らしきものが見えてきたな」

梓「ですが、ここで沢山買い込んでは後が大変なことになりますよ」

梓「マフィンの恐怖……チキンの誘惑……そしてビザの通天」

唯「とーれーなーいー!」

澪「って、おい何やってるんだよ唯」

唯「あのね。この二段目の乾燥パスタが取れなくって」

梓「だめですよ唯先輩、ビニール引っ張っちゃ」

梓「一般のお客さんが普通に買うものは取りやすい頭の下からになってるんですから」

唯「私からすると目の下だけど」

梓「細かいことはいいんです! よく見てください、商品が何十個とビニールに包まれているでしょう」

律「あ、ホントだ。それに板の台みたいのにのってる」

梓「収納スペース術ですよ。倉庫を改良するアイデアで、深夜なんかに在庫の出し入れをしているんです」

梓「板の上に乗ってるのはフォークリフトで出し入れするためです」

紬「この一塊、全部買っていく人っていたりするのかしら?」

梓「それは中には……ってムギ先輩今はやめて下さいよ」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 17:57:30.83 ID:nqcnd4MU0

唯「二段目の上に三段目。三段目の上に四~」

律「首がッつるッ」

梓「真面目に買うものを探して下さい!」



唯「パスタとーミートソースの缶とーあとあとー」

律「やっぱ広いと探すのは大変だなぁ」

梓「ええ。普通のスーパーなら何回も回れるでしょうが、コストコで同じことをすればとても疲れますよ」

梓「ですから目的の商品を見逃さないようにまわりませんと」

澪「……安いな」

律「澪? どうした唐突に」

澪「いや、唐突でもないんだ。さっきから思ってたことなんだけど」

澪「大量入荷ならある程度安くなるのは分かっていたけど、これは結構……」

梓「流石は澪先輩。ファーストフロアで確信しましたね」

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:04:28.98 ID:nqcnd4MU0

梓「コストコは業者御用達のお店でもあるんです」

梓「会員説明の紙をよく見れば分かるでしょうが、法人特別会員というものもあります」

梓「ですから原価を安く抑えて大量に買いたい業者にとっても、まさにベストプレイスなのです」

唯「法人? ってのになれば、普通の会員より安くなるの?」

梓「んん。確か法人会員料は三千円少しでしたが」

唯「なら私、法人になる!」

律「オイ。登録した後で言うな」

澪「というか、唯は法人の意味が分かってるのか?」

紬「ねぇ見て。突き当たりの角から人が沢山……」

律「おお! ざっと店内を見回しても、一番人が多く群れてるんじゃないか」

梓「フフフ。ようやくこの地点に足を踏み入れるのですね」

紬「この地点、って?」

梓「メインの食料品ですよ。第一の刺客は、パンです!!!」

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:11:46.33 ID:nqcnd4MU0

唯「なにこれ! ベーグルにクロワッサンに美味しそうなパンがこんなに沢山」

唯「あっ、このマフィンなんて……あいたぁ!」

客「いててて」

澪「あ、すいません。唯、人ごみで走るなって」

唯「ううぅ、ゴメンナサイ」

律「ていうか、思うままに行きたい場所に進めないっ!」

梓「当然ですよ。一番人気ですから。どうして混んでいるか、分かりますか?」

律「どうしてか……?」

澪「どれも美味しそうだからじゃ……って安い!」

澪「このマフィン見てみろよ。12個も入って840円って」

唯「ええと、840円を12で割るとゼロが一つ減って」

紬「70円ね」

律「70円って、おいおい、その辺にパン屋に置けば二倍の値段でも売れるだろ常識……」

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:19:28.69 ID:nqcnd4MU0

梓「あれ、この前来たときは900円だったのに、更に値下がりしてる……」

唯「私コレ買うよ!」

律「私もだ! こいつを学校の購買部の近くで売りさばけばきっと飛ぶように」

澪「やーめーろ!」

律「あいったぁ!」

唯「とりあえず私が一つ買うでしょー。律ちゃんと澪ちゃんはどうする?」

律「ん、あぁ勿論買いだ。売らないでちゃんと食べ切る」

紬「なら私も一つ~」

梓「あの、皆さん他にも沢山種類があるんですから、ここは一つにしてはいかがでしょうか」

唯「どうしてひとっつ?」

梓「これはパンだけに言えることではありませんが、コストコの大量販売には一つだけ罠があるからです」

律「ワナだとっ!?」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:25:39.53 ID:nqcnd4MU0

梓「簡単に言えば“飽き”です。確かにコストコのパンには甘美なものが多いですが」

梓「それを十二個も食べるとなると、終盤になって必然的に飽きが生じます」

律「確かに……安いからとジャムの大瓶を買って五日で飽きて捨てたことがある……」

梓「ですが、今日は五人できているわけですから」

梓「みなさんで同じものを買わずに、一つづつ買って分けあいましょう」

梓「それが仲間の絆をも深める賢いグループコストコショッピングというものです」

唯「おおおぉー!」

澪「なるほどな。なら一人一つ好きなものを選ぶことにするか」

唯「らじゃー!」

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:31:38.65 ID:nqcnd4MU0

律「私はベーグルにしたぜ! 後でハムとチーズを買って挟み込んでやる!」

澪「それと例のジャムの大瓶もな」

律「ベーグルは好きなパンズを二種類選べるんだ。これなら組み合わせで飽きることはなーい!」

唯「私はやっぱりマフィン~♪」

紬「私は一番大容量のやつを~」

律「流石ムギ! 理由は言わない」

澪「なぁ、パンを見て回ってる間にちょっと目に入ったんだけど、肉の方も結構凄いんだな」

律「あーら澪ちゅわん。穀物系女子から肉食系女子にジョブチェンジですの?」

澪「即興で変な造語を作るな」

唯「あー! チキンがまわってるー!」

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:39:08.13 ID:nqcnd4MU0

唯「チキンがひいふうみいやえいやあとーぉ」

律「唯! 今すぐに数字という概念を捨てるんだ! 己を開放しろ!」

客「イライラ」

澪「おい、また人が増えてきたんだから少しは自重しろ」

紬「まぁ、こんなに大きなチキンが800円……」

梓「値段だけでなく、機械でチキンを焼いている様子をお客さんに見せることによって」

梓「より購買意識をそそらせようとする戦略ですね」

唯「私の太ももより全然おっきいねー」

澪「なんだか大ぶりのチキンを見るとクリスマスを連想するな」

律「よーし、これも買いだ!」

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:49:12.95 ID:nqcnd4MU0

店員「オーキャクサマーァ! オーキャクサマーァ! ヒトクチドゾーウ!」

唯「あっ、もしかして試食コーナー!?」

律「おー、やってるねぇ。お肉が焼けるいい匂いだ」

澪「最近のスーパーじゃめっきり見なくなったもんなぁ」

梓「そうですね。スーパーは大型化機械化に伴って変わっていくものですが」

梓「コストコの試食はいつまでも変わらないでいて欲しいものです」

唯「そうらねぇ、おいひいもふ」

律「もう食ってきたんかい! 私も食うだー」

店員「ハイアーリガトゥッ! オーキャクサマーァ! ヒトクチドゾーウ! アジツキダヨーゥ!」

澪「あの、私にも一つ」

紬「味付きならシェフさんも助かるわね。一つ買おうっと」

33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 18:56:21.92 ID:nqcnd4MU0

唯「くんくん。次はあっちのソーセージでも試食しに」

梓「ちょっとタンマです! 唯先輩、まさか全ての試食を渡り歩くつもりじゃ」

唯「……ダメカナ?」

梓「ダメデスヨ。お腹いっぱいになったら、食料品が美味しく見えなくなりますって」

梓「それにお昼はコストコ内で食べるって決めてきたじゃありませんか」

律「コストコ内で? よくあるフードコートみたいなのがあるのか?」

紬「そういえば、入り口からまっすぐ行ったところにそれらしい場所があったけど」

紬「私たちは通路を曲がっちゃったから」

梓「まぁまぁ、それについての詳細は控えておくとしましょう。後のお楽しみです」

梓「それより、お肉は味付きのもの以外買わなくていいんですか?」

唯「あっ! 忘れてた!」

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 19:03:07.09 ID:nqcnd4MU0

律「牛肉に豚肉に鶏肉と。それにしても、お肉は一段とボリュームがあるんだな」

澪「そうだな。ステーキタイプのものも結構多いな。バーベキューのお肉なんかを買うには嬉しいかも」

紬「アメリカ産のものが多いのね。コストコの本店があるからかしら」

澪「だろうな。それだけじゃなく、今は口蹄疫の問題もあるから」

紬「ああ、そうね。宮崎では大変なことになってるけど、向こうから見れば輸出のチャンスなのよね」

澪「だな。豪州も力を入れてくるだろうなぁ」

律「何ニツイテ、話シテルノ」

唯「日本語ヲ喋ロウヨ二人トモ」

梓「お二人はもうちょっと世界情勢というものを知るべきですね」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 19:13:01.93 ID:nqcnd4MU0

唯「ふんふんふーん。今日は憂に唐揚げ作ってもらおーっと」

梓「皆さん結構買い込みましたね。ちょっと重くなってきたような」

紬「無理しないでいいのよ」

梓「なんのこれしきです!」

紬「次は、ピザのコーナーね」

律「またしてもジャンボ……。ピザハットも驚きの大きさだな」

澪「驚くのは大きさだけだけじゃないぞ。値段を見てみろ値段を」

律「すげぇ! 宅配ピザの半額以下のお値段で買えてしまうとは……」

梓「まぁ、ピザについては材料費から見て、日本の業者が高く設定しすぎているというのもありますね」

梓「できるだけシンプルなのを買って、後から更に好きな具やチーズましましで食べるのなんていいんじゃないでしょうか」

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 19:21:34.08 ID:nqcnd4MU0

唯「この大きさ、座布団にも使えちゃったり」

律「そのままオーブンに入れられて泣き目を見たりな」

澪「律、それはちょっと酷いんじゃないか……」

紬「とりあえず三枚くらい入れておくわね~」

梓「また随分と買いますね。冷凍しておけばいいという利点もあるのでしょうが」



澪「ここからは、惣菜が中心か」

唯「おおぉ! お寿司がいっぱい! 寿司がすし詰め!」

律「いよっ、座布団一枚っ」

澪「お前らはどこででも楽しそうだな」

紬「そそくさそそくさ」

梓「あのムギ先輩、そんなにピザを取り出したいですか。座布団に反応しすぎですって」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 19:24:51.02 ID:nqcnd4MU0
1時間以内に戻る!

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:03:49.54 ID:nqcnd4MU0

紬「鮮魚コーナーね」

律「パックにこれでもかと盛られてビニール巻かれてんなぁ」

梓「若手芸人のストッキング芸を彷彿とさせますね」

澪「ううぅ。イカ詰めがちょっと怖い……」

律「実はこのイカたちはお腹が空くと同じパックの中の仲間を」

澪「ひいいいいいいぃぃ!」

唯「澪ちゃん! そんなことなイカら大丈夫!」

澪「ううぅ……。本当に、本当か?」

唯「うん。だって私イカ好きじゃないから共食いしても気になら」

澪「ひいいいいいいいいっっ!」

梓「思いっきり逆効果みたいでしたね」

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:10:33.49 ID:nqcnd4MU0

唯「てゆーか、魚って食べにくいからあんまり好きくないし……」

梓「そうやって好き嫌いしてると成長しませんよ」

律「お前が言うな」

澪「お前も言うな」

紬「あらあら」

唯「とりあえず、お刺身の盛り合わせは食べやすいから好き~」

梓「懲りませんね。まぁ捌く苦労がない分、憂は喜ぶでしょうが」

律「甘いな梓。憂ちゃんは唯のために苦労するほど喜びを感じる子なのだよ」

梓「え゛……。うーん、言われてみれば確かに」

唯「じゃあ、憂と私のことを考えて、この屋根瓦みたいなシシャモでも」

澪「憂ちゃんも色々と大変だな……」

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:19:35.98 ID:nqcnd4MU0

唯「大変! あんなところに人が閉じ込められてる!」

律「何、どうした!? って、おい」

梓「どう見ても冷蔵庫の中で店員さんが整理してるだけですけど」

唯「一大事件だと思ったのに、ぶーぶー」

澪「整理してるのはたまごか。普通は12個入りなのにその倍くらい包装されてるな」

梓「一般的な冷蔵庫のたまご入れに入るのが12個ですからね」

律「隣には冷凍ピザかぁ。これまたどでかいこって」

唯「あー!」

梓「もう、なんですか唯先輩。さっきから大声出しすぎですよ」

澪「どうした? 向かいの冷蔵庫には何が」

唯「アイス……。アイス……。アイス……」

律「おおぅ。唯の目がスポットを浴びたバニラアイス並に輝いているぅ!」

澪「こりゃあパターンに入っちゃったな」

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:25:28.95 ID:nqcnd4MU0

梓「アイスは最後の最後ですよ。ここでやっと半分位なんですから」

梓「今カゴに入れたらお店を出るころには溶けちゃってるはずです」

唯「……アイスの試食は」

紬「残念だけどないみたい」

唯「ガックリ……」

律「観念するこったな」

唯「あううぅ。アイスのあーちゃん。チョコアイスのちょーさん……」

梓「アイスにまで名前つけてたんですかっ!?」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:36:25.87 ID:nqcnd4MU0

澪「野菜コーナーまでくると、少し人がすいてくるな」

律「果物もあるみたいだぞ。おっ、まだ青いバナナまで置いてある」

梓「見た目が青くても中は食べごろな種類のバナナもあるんですよ」

唯「あずにゃんバナナ好きだもんね~」

梓「まぁ、人並みですよ人並み」

梓「あと、野菜コーナーはここだけじゃありませんよ。あそこの小部屋みたいなところもそうです」

澪「この倉庫に比べれたら小部屋だけど部室よりは広そうだな」

唯「入ってみようよー」



唯「って寒ぅ!」

澪「冷房がきいてる……その為の野菜倉庫ってことか」

梓「ですね。キノコ類やトマトやごぼうなんかはここに置いてます」

唯「さ、ぶ、ひ、ひ、ひ……」

梓「あ、そういえば唯先輩って冷房苦手でしたっけ」

唯「平沢死すとも音楽は死なず……、ガクッ」

52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:41:57.15 ID:nqcnd4MU0

唯「平沢復活しました!」

梓「冷蔵野菜エリアを出ただけじゃないですか」

律「とりあえず私はもやしを大量に手に入れられたから満足かな」

澪「もやしは結構傷みやすいんだぞ。常温だとすぐに腐っちゃうし」

澪「冷蔵庫に閉まってても一週間くらいで黒く変色する……ものも……」

唯「澪ちゃん? 澪ちゃーん?」

梓「自爆しちゃったみたいですね」

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:48:23.26 ID:nqcnd4MU0

律「ったくしょうがねーなぁ」

唯「おおっ!? りっちゃん。澪ちゃんを復活させる名案を思いついたんだね!」

律「なぁ澪、こっち向けよ」

澪「モヤシがモヤシが黒いモヤシが……」

梓「さっきの冷蔵庫の下りは実体験だったみたいですね」

律「おい澪」

澪「な、なんだよ、りりりつぅ」

律「ここに一袋に十五個入った五百円のじゃがいもがある」

律「そしてこっちに、同じように一袋に十五個入った五百円のたまねぎがある。随分と仲がいいんだな」

澪「だ、だから何なんだよ」



律「じゃがねぎ」

澪「へ?」

律「じゃがねぎ」

澪「……っぷ。くくっ」

56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 20:53:40.81 ID:nqcnd4MU0

律「じゃがねぎ」

澪「ぷっ、くうっ……」

唯「じゃがねぎ」

澪「ちょ、やめ、じゃがね……ぷふっ」

律「じゃがね」

澪「やめろってば!」

律「あいたぁ!」

唯「どうしていつもりっちゃんだけなんだろうね」

紬「これが幼馴染というものなのね」

梓「いや、この二方がやや特殊なだけなような……」

57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:03:17.89 ID:nqcnd4MU0

律「お、ドリンクコーナー。聡にコーラ買ってきてくれって言われてたんだよなぁ」

澪「ペットボトルより缶の方が多いみたいだな。種類も在庫も」

紬「確か、ホームセンターはペットボトルの箱詰めばかりだったわね」

梓「缶が多いのも、アメリカオーナーな所以ですかね」

梓「あ、買うものはカートの下に入れてください。この為に空けておいたんですから」

唯「ふんぬー! ふんぬー!」

律「って、ミネラルウォーターだけ馬鹿みたいにでけぇ!」

紬「唯ちゃん私に任せて。そぉれい!」

梓「ムギ先輩……凄い。私、いつも店員さんに取ってもらってるのに」

唯「ありがとうムギちゃん!」

58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:09:29.78 ID:nqcnd4MU0
律「さてと、とりあえず外周は回り終えたわけだけれど……」

梓「次は、島、ですね。おかし、コーナーが」

澪「水は重いもんな。十分頑張ったよ梓、ムギに替わってもらえ」

梓「はい。スミマセン……」

紬「今までありがとうね」

梓「ですが、ここからはレジ前の混雑と甘いものの誘惑で足を止める人が多いゾーンに」

梓「コストコのカートは後輪が固定されているので、上手く操らないと」

紬「それなら、曲がるときは後輪を浮かせればいいのね」

梓「なんというテクニック!?」

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:16:06.08 ID:nqcnd4MU0

律「おかしのパックがすげー」

唯「ね! コンビニで買えるやつの三倍くらいの大きさのもあるよ!」

梓「それもありますが、主要メーカーでないおかしも数多くありますから、結構掘り出し物もあったりするんですよ」

澪「野菜チップスとか健康に良さそうだよな」

店員「試食いかがですかー? チョコレートの」

唯「ピクッ」

梓「ジロッ」

唯「……言われる前に食べてやるっ!」

梓「ああ、もうっ! お昼は目の前なのにっ!」

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:22:30.27 ID:nqcnd4MU0

律「島の中心はほとんど洋服かぁ」

唯「おおぉ。魅力的なTシャツが盛りだくさん!」

梓「魅力的な言葉が印字されたTシャツ、の間違いですね」

紬「まぁまぁ。そうかっかしないで。もう少し回ればお腹もすくだろうから」

律「んー、やっぱ服に関しては数が多いがちょっとな」

梓「ですね。見ないメーカーも多いですし、外行き様の服はあまりありませんね」

澪「え、梓今なんて……」

梓「外行き様の服は、ここより他で探した方が良いかと」

澪「…………」

律「梓。察してやれ」

梓「はぁ。よく分かりませんが」

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:30:27.70 ID:nqcnd4MU0

唯「コストコって書いたTシャツ見つからなかったぁ……」

梓「まぁ、自社製造を行ってないところですから」

律「さてと、これで大体見尽くしたかな」

澪「結構時間かかっちゃったな。もう入ってから一時間半も経ってるし」

紬「ちょっとお腹がすいてきたわね」

梓「今回はみなさん始めてでしたから、必然的に時間はかかっちゃうものですよ」

梓「そろそろレジ行っちゃいます? あまり時間を遅らせるとお昼が大変に……」

唯「その前にアイスだよ! アイス!」

梓「ああ、そうでしたね」

澪「流石の唯でも大好物のことは覚えてたか」

唯「もちろんだよ。あいすのあーちゃんが私を待ってる! だっ!」

律「って唯一人で行ってくるのか。迷うなよー」

唯「一周回って覚えたもん! だいじょーぶー」

70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:33:22.64 ID:nqcnd4MU0

唯「まよったー!」

唯「どうしよう。店員さんの姿も周りにいないし……」

客「ドンッ」

唯「あたぁ。す、すいません」

唯「うう、せめてあずにゃんについてきて貰えばよかった……」

唯「……って、あれ。この辺りさっき来なかったような」

唯「――!? こっこれはっ!」

75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:38:24.82 ID:nqcnd4MU0
律「唯のやつ遅いな……」

紬「やっぱり迷っちゃったんじゃ」

梓「みたいですね。電話で呼び出してみますか」

 プルルル プルルルル ガチャ

梓「あ、もしもし唯先輩。アイスには辿りつけましたか?」

唯『酷いよあずにゃん! こんな大事なものを隠してたなんて!』

梓「え、大事? とりあえず、目の前に何が見えます?」

唯『――――だよ! 教えてくれたら絶対にカートに入れてたのに!』

梓「あー……。とりあえず今行きますから待ってて下さい」

唯『むうううぅ』

 ガチャ

梓「と、いうことなのにちょっと行ってきます」

梓「会計する人が増えてきたみたいですから、とりあえずレジに並んどいて下さい」

律「あいよー」

紬「いってらっしゃ~い」

79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:44:37.73 ID:nqcnd4MU0

澪「……なんだか凄いものまで持ってきたな」

唯「あずにゃん酷いんだよ! ケーキを私たちに見せないようにしてたんだよ!」

梓「いえ、故意じゃないです。ただ……」

紬「ただ?」

梓「少し前に一ホールまるごと買ってしまって、それで食べ過ぎで気持ち悪くなって……」

澪「無意識に目を逸らしていたってことか」

梓「かもしれないです。すいません……」

紬「わざとじゃなかったんだから、唯ちゃん許してあげて」

唯「むー。じゃあそのかわり」

梓「……ごくり」

87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 21:54:24.79 ID:nqcnd4MU0

唯「またコストコに連れてきて欲しいな!」

梓「え、そんなことでいいんですか?」

唯「うん。普通のお店にないような輸入品? っていうのをいっぱい見れたし」

唯「それだけじゃなくて、活気とか、大きさとか、とにかく一日じゃ全てを見切れないと思うし」

唯「普段じゃ見れないようなみんなの一面が凄い新鮮だったし」

唯「何より、今日は特にあずにゃんに色々教えてもらったから、今度は私が……」

梓「唯先輩……」

唯「あ、そうだあずにゃん! 今度、憂と一緒に三人で来よっ。私の会員カードで二人を招待してあげる!」

唯「それまでにコストコのいいところ、他にもいっぱい見つけておくよ!」

澪「まぁ、梓が会員だったから五人入れたんだけどな」

律「いいところでちゃっちゃ入れるなよー」

澪「え? イイトコロ?」

紬「澪ちゃんもそのうち分かるようになるわぁ」

88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:02:02.82 ID:nqcnd4MU0

梓「唯先輩……」

唯「あずにゃん……」

店員「商品はベルトコンベアにお願いしまーす」

律「……ということらしいな」

紬「レジの順番が来ちゃったみたいね」

梓「ッハ! レジ! レジは店員さんが一人で動かすところもありますから、自分でコンベアに乗せるのが基本です」

梓「左に人間、右にカゴ。カゴを動かすのは店員さんにお任せしましょう」

梓「前の人との商品の区別は三角の棒を使います。さぁ早くのせちゃいますよ!」

澪「梓が正気に戻ったみたいだな」

唯「なんだか悲しい感じ。ぐすん」

89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:09:39.29 ID:nqcnd4MU0

店員「ありがとうございましたー」

律「会計はとりあえずムギが一括してくれたけど、後から個々で払うってことでいいんだよな」

梓「ですね。これだけの混雑で一人一人は流石に迷惑ですから」

梓「そして、いよいよ……」

唯「ねぇ見て見て! あのホットドック凄い大きいよ!」

律「いや待て。よく見ろ、ただ大きいだけじゃない。何やらトッピングが人それぞれ違うような」

梓「そうです。これがコストコが人気たる所以の一つ」

梓「低価格でボリュームたっぷり! トッピングもドリンクも自分好みで!」

紬「わぁ。好きなだけ食べてもいいのね」

梓「まぁまぁ。詳しい説明は買いながらにしましょう」

梓「とりあえず席を取って、カートをその席から一番近い通路の端に寄せることからです」

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:18:39.27 ID:nqcnd4MU0

梓「ここの目玉はズバリ、さきほど話題に出たようにホットドックです」

梓「カウンターの横にサラダバーみたいなところがありますよね。あそこで好きなようにトッピングできるんです」

唯「私マスタード苦手なんだけど、それもトッピングで変えられるの?」

梓「はい。マスタードもケチャップも、自分で機械を使って量を調節すればいいんです」

律「タマネギなんかもトッピングに入ってるのか。私は野菜たっぷりでいくかな」

紬「私はとりあえず全部乗せてみようかしら♪」

店員「ご注文はお決まりですか?」

唯「はい! 目玉ドッグください!」

店員「ホットドックですね。ドリンクバーが付きまして、260円になります」

律「ドリンクバーまで!?」

店員「はい。こちらセットでの販売価格となっております」

梓「あれだけ大きなホットドックですよ。ドリンクがつかないでどう食べるっていうんですか」

律「……なんという有り難さ」



澪「留守番寂しい……」

93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:26:16.08 ID:nqcnd4MU0

唯「澪ちゃんお待たせ~」

澪「お、遅いぞ。結構人多いし、いつになった来るかと」

律「スマンスマン、ついトッピングに張り切っちゃって。はい澪の分。野菜たっぷりな」

澪「あ、ありがとう」

澪「……あれ。梓だけ違うもの買ったのか?」

梓「ええ、ホットドックはメインメニューですが、こっちも食べてみてくて」

唯「これ、店内で売ってたピザだね! それともう一つは……スープ?」

梓「クラムチャウダースープです。ピザにはこれがついてくるんですよ」

梓「プラス付属されるクラッカーをこうやってスープに砕いて入れて」

紬「パンをスープ浸して食べるみたいで美味しそう~」

梓「皆さんで飲んで下さい。あさりのいい味が染みてますよ」

唯「わーい♪」

95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:34:12.53 ID:nqcnd4MU0

唯「ぷへぁ、お腹イッパイ……」

律「私も、ホットドックをなめてた……」

紬「とっても美味しかったわ。ごちそうさま」

梓「食べ終わったのならぼちぼち行きましょうか。席が空くのを待ち始める人もでてきた頃ですし」

律「んだなー。にしても、まだ半日しか経ってないなんて思えないわー」

梓「午前で買い物。午後から練習、ですよ」

唯「なんかもう動きたくないぃ」

梓「だーめーでーす。ハイ、立って下さい。ここは部室じゃないんですから」

紬「二人とも立って。行きましょう」

唯「らじゃあぁ」



澪「…………」

律「って澪? いやに静かだったな。ほら立つぞ、行くぞ」

澪「ま、待って! あの、その……」

澪「ちょっと、お手洗いに……」

97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:40:30.90 ID:nqcnd4MU0

澪「ごめん。ちょっと待ってて! だっ!」



唯「ありゃー……」

紬「大丈夫かしら、澪ちゃん」

梓「澪先輩やけにドリンクおかわしてしましたよね。そのせいでしょうか?」

律「みんな聞いてくれ、実は私は」

梓「な、なんですか突然……」

唯「実は、りっちゃん……?」

律「自分用のホットドックを間違えて澪に渡してたかもしれん」

律「私マスタードたっぷりにしたはずなんだけど、いやに辛くないとは食べながら不思議に思ってたんだよー」

律「はっはっはー。はっはっはー」

梓「……後で澪先輩に言いつけときます」

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:46:05.74 ID:nqcnd4MU0

澪「りーつーぅ!」

律「あいたぁ!」

紬「三回目ね」

澪「まったくもう、酷い目にあった」

律「ごめんごめん。じゃあ次は、澪のお好みの配合で一緒に食べようぜ」

澪「え、それって、つまり……」

紬「ニヤニヤ」

店員「こちらでレシートチェック行っておりまーす」



店員「……ありがとうございましたー」

唯「レシートチェック?」

梓「はい。レジから出口までは結構なスペースがありますし、時間帯によって人も多いですから」

梓「盗難チェック、ということです。買った物から目を離したまま食事しちゃう人もいたりしますから」

律「なるほどなぁ」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 22:54:42.42 ID:nqcnd4MU0

さわ子「……それにしても、随分とまた買い込んだわね」

唯「でへへぇ。それほどでもぉ」

さわ子「褒めてないわよ。いいから車に詰めちゃいなさい、今トランクあけるから」

紬「すみません、先生」

さわ子「まぁ、私がたまたま! 暇でよかったわね」

律「そーですねー、たまたま」

さわ子「……それで、例の約束覚えてるわよね?」

紬「はい。向こうの殿方も合う日を楽しみにしてると仰っていました」

唯「二人で何こそこそ話してるの?」

さわ子「……コホン。何でもないのよ。それより午後は練習するんでしょう、ティータイム付きで!」

律「最後を偉い強調しますなぁ……」

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 23:01:27.57 ID:nqcnd4MU0

さわ子「発進するわよー」


 ぶろろろろろろ どるるるるるるるる


澪「……うっ」

律「澪?」

澪「いや、ちょっと、少しだけお腹がぶり返してきたみたいで」

さわ子「あら、大丈夫? もう一度トイレに行ってくる?」

澪「いえ、それは平気です。家につくまでくらいなら平気ですから」

澪「それに、何故だか分からないんですけど男子トイレが凄い込んでて」

律「男子トイレなのにそんなに?」

澪「うん……。列が凄い長く伸びてて、そのせいでさっきも中々辿りつけなかったし」

紬「奇妙なこともあるのね」

律「大方、澪みたいにドリンク飲みすぎてトイレ入り浸りが何人かいたんだろ。気にするほどでもないよ」

さわ子「ま、平気なら行くわよ」

 ぶろろろろろろろろろ…………

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 23:08:45.23 ID:nqcnd4MU0

 ―― 夕方 平沢家 ――


唯「たっだいまー!」

憂「おかえりお姉ちゃん。お昼に戻れなくてごめんね」

憂「たくさん買い物してくるなら、本当は家にいて冷蔵庫に入れるの手伝おうと思ってたんだけど……」

唯「大丈夫だよ。みんな手伝ってくれたから」

唯「前から純ちゃんと遊ぶ約束してたんでしょ。楽しかった?」

憂「うん、とっても楽しかったよ。お姉ちゃんは?」

唯「とーっても! あのね、コストコって凄い広くて大きくてビッグで、とにかく面白かった!」

唯「今度は憂も一緒に行こうね。コストコの先人として色んなこと教えてあげる!」

憂「お姉ちゃんが色んなこと……。うん、楽しみにしてるね!」

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 23:15:52.91 ID:nqcnd4MU0

唯「練習の合間のティータイムも、コストコで買ったケーキとか食べたんだぁ」

憂「へえぇ。そうなんだぁ」

唯「あのね、コストコについて話のすれば色々と長くなるだろうけど」

唯「まずはアレだね。会員登録について!」

憂「……え? 会員登録って、お姉ちゃんは和ちゃんからの招待券で入ったんじゃないの?」

唯「ううん。結局使わないでおいたんだ。会員登録した方が安くなるんだよ」

憂「え、でも、会員は年間4200円かかるはずじゃ……」

唯「確か、会費保証なんとかがどうとかで……ちょっと待って、紙見てみる」

唯「コレ! 会員の皆様に万一ご満足いただけない場合には、メンバーシップ有効期間中であればいつでも年会費を全額……」

唯「ご満足いただけない場合……あーっ!」

憂「お姉ちゃんもしかして」

唯「……退会するの忘れてきちゃった」

憂「あはは……」

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/06(日) 23:26:27.71 ID:nqcnd4MU0

憂「あれ? でも結果的に退会しなくてよかったんじゃないかな」

憂「また次に行くなら……。退会はその時にでも」

唯「あ、期間内ならいつでもいいんだった」

唯「あははは……」

憂「あははー」

唯「でも、なんか途中退会するのも悪い気がしてきたなぁ」

憂「そういう心理的なものもあってのシステムだろうけど……」

唯「私決めたよ! コストコを極める! それで、4200円分いっぱい楽しむ!」

憂「……お店の策略に乗っちゃってるお姉ちゃんも可愛い……」

唯「そうと決まればさっそく講義の続きだよ! 憂!」

憂「うん! お姉ちゃん!」



終わった!
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